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\脳がパカーって開いて、考えることが楽しくなりすぎる本。:藤原麻里菜さん『考える術 人と違うことが次々ひらめくすごい思考ワザ71』(ダイヤモンド社)/

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発明家で映像クリエーターの藤原麻里菜さん。
わたしは、藤原さんの「無駄づくり」が大好き。
無駄を考えるプロフェッショナル。

効率的に!合理的に!
が良しとされることが大半の現代。「無駄」はどんどん排除され、こぼれ落ちていく。スマートに生きましょう。そんな中、藤原さんの「無駄づくり」に接した時、まさに腹がよじれるほど笑った。

「謝罪メールパンチングマシーン」「オンライン飲み会脱出ボタン」「タグ付けリング」……エトセトラ。

なんでこんなこと次から次へと思いつくのよ。
神!!!
藤原さんの「無駄づくり」思考がとても気になっていたところに、
じゃじゃん!じゃかじゃん!

本が出版されました。
わーい。

『考える術 人と違うことが次々ひらめくすごい思考ワザ71』(ダイヤモンド社)

藤原さんが無駄づくりをする中で、たまってきた「速くアイディアを思いつく方法」、「ユニークな考え方をする方法」、そう「考える術」が 71個も紹介されているの。どの「術」も難しくはない。ちょっとしたゲーム感覚で楽しめてしまう術もたくさんだ。そんな71個のワザやコツに触れていくと……脳がパカーーーっと開いていく。パカーーーーって。とろ〜〜〜〜って。

ひとつひとつの術が、アイディアを生み出すきっかけ/スイッチになっているんだけど、本書全体のコンセプトであろう「肩の力を抜いて、頭の中で精一杯ふざけながら、思考の広がりを感じて欲しい(本書 3頁)」に元気づけられたし、このように普段の自分の思考回路を文字に起こすことの大切さを学んだ。

まず、「ふざけよう!」って言ってもらえるのが最高です。
ふざけるな!とはよく言われても、ふざけることを肯定してくれる人がいると、こんなにも気持ちが解放的になるものなのですね。わたしは、真面目と生真面目は違うと考えているのだけれど、藤原さんは「ふざけることを真面目に」されているんだなあと、本を読み進める中で伝わってきた。よし、わたしもふざけるぞ〜〜〜と、楽しくなってきた。

そして、思考回路の文字起こし。わたしもトークイベントやレクチャーの企画、オーガナイズをしていると、「どうやってイベントを企画してるんですか?」「テーマはどうやって固めているの?」「人選はどのように思い浮かぶんですか?」などなど、聞いていただくことがある。確かに、企画の裏側にはたくさんの過程や考えがある。それに「Rome was not built in a day」で、日々のインプットや思考ゲームが大切なんだけど、結局「いや〜〜〜、別に特別なことはしてなくて……荒川の土手をジョギングしていたらふっと降りてきたんですよ〜〜」みたいなふんわり回答でその場を回避してきてしまっていたし、自分の仕事をちゃんと整理することを怠ってきてしまっていたなあと反省。

藤原さんの本を読んで、ちょっぴりだけど自分のこれまでの経験を文字にしてみることをはじめてみた。するとどうだろう。自分では、言葉にするまでもないと思っていたこと、というか言葉になんかできないよ〜と逃げてきていたことでも、しっかり自分の仕事と思考と向き合うことで、「術」は自然とストックされてきていることを実感して、これを自分用にまとめたら、自分自身にとっての辞書にもなるなと感じます。とっちらかった自分の経験や術のストックをこれ機会に整理していきます!!

あとね、いいなと思ったのは、
「個性的」という言葉が出てこなかったこと。
「自分らしさ」に肩の力を抜いて、楽しく接することができること。
わたしは、個性的にという言葉はちょっとプレッシャーに感じてしまって、積極的に使いたいと思わない。

では、「自分らしさ」はどうだろう。「自分らしさ」なんてないもん、ぐすん。 と、わたしも塞いでしまうことはしょっちゅうだ。「らしさ」ってなんだよ〜〜、自分でもわからんよ〜〜って。だけど、自分らしさなんてないよ〜〜という気持ちでさえも、自分らしさであることに、本書を読んでいて気づく。無視しがちな自分と、自分の頭の中と、気持ちをちょっとすくってみる。すると「個性的であれ!」「らしくあれ!」という強めな指令によるドギマギからも解放されて、楽しく自分の思考がひらかれていくのだわ。自分らしさから生まれたアイディアって押し付けがましいいのでは……とふと思ってしまうことがあるのだけれど、そんなことないんだな、というのも、本書を通じての気づきのひとつ。自分のらしさは、誰かのらしさにも繋がっていて共感しあえるんだなあって感じた。

考えることは、人生を豊かにする。
何にも縛られずに、いや、縛られていたとしてもその縛られている中で、最大限自由に、そして楽しく、自分の頭を使って考えることを続けていきたい。

『考える術』おわりに 255頁

考えることは正直、疲れるよね。
アイディアが思いつかないと焦るよね。
たまに逃げたくなることもあるよね。


仕事だけじゃない。
毎日、朝から晩まで何かしら考えなくちゃいけないもんね。


そんな時。
疲れたり、悩んだり、脳内をマッサージしたくなったら、この本を開いたり、藤原さんの「無駄づくり」に触れると良いでしょう。

考えることがとっても楽しみになる!!
ふざけたくなる!!


ふと、別所哲也さんの

「ごきげんは自分でつくるもの」

が頭をよぎった。とても好きな言葉。
TOKYO MORINIG RADIOでいつも別所さんが伝えてくれるメッセージ。
そういえば、藤原さんはこの番組にゲスト出演されていたね。


藤原さんは、まさに「ごきげん」をご自身で作る達人だと思う。


この世界は、だれかが「考え」たユニークなアイディアと、ごきげんで満ちているんだなあ。



おまけ

『考える術』には、各章に「考えてみよう」というコーナーがあって、それぞれのワザをすぐに実践するきっかけが散りばめられている。

その中のひとつに、「周りを見渡して目についたものの『逆』を考え、そのメリットを考えてみよう(本書32頁)」がある。

わたしが思いついたのは「ぼんやりめがね」。
めがねは視力を矯正して、よく見えるようにするものだけど、その逆。わたしはまさに視力が低くて、めがねの愛用者。近視に加え、乱視も入っていて、めがねなしには生活ができない。めがね を外すと、世界がぼんやりとしてしまう。だけど、そのぼんやりが良いときもある。夜景がとっても綺麗に見えるの!!!家々のあかり、街灯、夜の空港の滑走路………をめがね を外してみると、まるで万華鏡を覗いたかのようにキラキラに見える!これが美しいんだなあ。
そこで考えた。めがね を使用していない人でも、この「ぼんやりめがね」をかけると、わたしが日々体験している、めがねを外した時に現れる美しい夜景を体験できる。

この調子で(?)、どんどんふざけていこ〜笑。

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