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\忘れない:企画展「東日本大震災から10年 -あの日からの地震研究-」@国立科学博物館〜2021/4/11/

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もう10年
まだ10年

そう、2021年は東日本大震災から10年。
この10年の時の流れ方、感じ方、生き方は、本当に人それぞれだと思う。

わたしはどんな10年だっただろうか。
結婚をした、仕事を何回か変えた、引越しもした。
たくさん旅に出た。
精一杯、生活をしてきたと思う。



2021年3月10日。
10年目を目前にしたその日は、春を感じる暖かな陽気だった。
だけど、風がちょっと強かった。


企画展「東日本大震災から10年 -あの日からの地震研究-」

当時の被害状況を振り返りながら、この10年間で地震調査研究が明らかにしたこと、国立科学博物館が行ってきた標本レスキュー活動や震災復興事業などを紹介する展示が開催されていることを知ったの。


震災の記憶を風化させない
忘れないように
教訓から学ぼう

と、頭ではわかっていても、きっちりそれを実践できているかというとなかなかできていないのが正直なところ。

科学の視点から、東日本大震災を考えたことはなかったし、10年という節目に、今一度、あの日のことに目を向けて、何が起こったのか、その後の復興はどのように進んでいるのかを学びたいと思い、国立科学博物館に足を運んだ。

改めて、どんな地震だったのか、どれだけの被害をもたらしたのかを振り返ると、ぞくっと鳥肌が立った。わたしの3.11が蘇ってきた。故郷・新潟は、なかなかに地震が多く、新潟中越沖地震をはじめ、幼少期から地震を経験してきたけれど、あの日の恐怖が一番体に染みこんでいるかもしれない。


東日本大震災は海域で発生した日本の観測史上最大規模の地震だけど、陸域での観測史上最大の地震は、1891年10月28日に美濃・尾張地方で発生した「濃尾(のうび)地震」ということをはじめて知った。マグニチュード8.0で7,000人もの方が亡くなられたそうだ。この濃尾地震も2021年が130年という節目の年。奇しくも今年は、海域、陸域ともに日本の観測史上最大の地震の節目なのだ。忘れるどころか、知りもしなかった濃尾地震の情報にも触れることで、ますます、いつでも、どこでも、このような震災に見舞われる可能性があることを忘れてはいけいないな、と心に刻んだとともに、自身の小学から、教育を受ける期間を振り返ると、震災の歴史を学ぶ機会がとても少なかったなと思った。

他にも、この10年で、いかに防災や減災の調査研究がされてきたのか、さらに国立科学博物館が被災した博物館などの施設の標本を救って修復をする「標本レスキュー」や、被災地域の博物館などと連携をした震災復興事業「震災復興・国立科学博物館コラボミュージアム」の紹介などが展示されていました。

震災そのものを忘れてはいけないのは前提とし、その後、どのように復興が進んでいるのか、そのためにどんな人がどのような活動をされているのか、未来への道を敷く動きについても、知らないことがたくさんあり、忘れてはいけない「過去」を、「今」と「未来」とちゃんとつなげて考える意識もとても大切だなと感じました。



展示の最後は「伝承」がテーマ。
東北地方の太平洋沿岸の集落では、津波で甚大な被害を受けた場所に「津波石」と呼ばれる碑が建てられているそうです。これは東日本大震災を機にはじまったことではなく、それ以前に建てられ、残っている津波石は317にのぼり、後世に、その教訓を伝えてくれています。これも知らなかった!自分の地元・千住界隈でも、お散歩をしていると碑をよく見かける。多くは芭蕉さんの句だったりするわけだけれど、何の記念碑なのか、何が書かれているのか、その中身まで注視したことは、正直、あまりない。だけど、そこには「何か」が刻まれているわけだよね。今度立ち止まって見てみようと思う。碑を通じて、その土地の歴史が立ち上がってくるかもしれないね。

芭蕉さんつながりで「3.11伝承ロード」という活動もはじめて知りました。まったく、はじめてづくしだなあ。

東日本大震災の被災地には、「3.11伝承ロード」とは、東日本大震災の教訓を学ぶために、震災伝承施設として登録されている被災の実情や教訓を学ぶための遺構や展示施設を、マップや案内標識の整備をすることにとってネットワーク化をし、それを基盤にして、防災や減災、津波などに関する「学び」や「備え」に関する様々な取り組みをされています。

この活動の目指すは、現代の「奥の細道」。
芭蕉さんが、「奥の細道」で、東北の自然を表現することで、自身の人生観を表現したように、「3.11伝承ロード」を訪れることでしか伝えられtない教訓や学びを体現することで、生きる知識、災害を乗り越える知識を身につけてもらうきっかけにしたいという想いが込められているようです。

あの日に今一度、目を向けよう、そんな思いで出かけた国立科学博物館だったけど、知らないことが多すぎてちょっぴり反省したとともに、今、知ることができてよかった。国立科学博物館での展示だったがゆえ、宇宙、地球、自然、他の生き物との共生の中での歴史の1ページであることにも気づかされたこともよかったな。


忘れないだけじゃダメね。
考えないと。


館を後にして、公園の噴水広場を少しお散歩。
桜が咲いていた。
そんな春の訪れにカメラを向ける人々の顔は、マスクをしていてもちょっとほころんでいることがわかった。

展示情報

企画展「東日本大震災から10年 -あの日からの地震研究-」

会期:2021年3月9日(火)~4月11日(日)
会場:国立科学博物館 日本館1階中央ホールおよび地球館1階オープンスペース (東京都台東区上野公園7-20)

※詳細は国立科学博物館のWEBサイトをご覧ください
https://www.kahaku.go.jp/exhibitions/temporary/index.php

関連情報

3.11伝承ロード
震災伝承施設のマップなどを見ることができます。
https://www.311densho.or.jp/





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