わたしたちの南方熊楠 企画記事

【企画記事】手紙6:中村翔子さまへ「敷島書房、50周年の記念です」一條宣好より(2020年2月19日)

投稿日:2023-04-14 更新日:

中村翔子さま

先日はありがとうございました!
たくさんたくさん嬉しかったです♪

店の50周年記念でお客様へお渡ししている手ぬぐいをお送りします。
熊楠グッズは「お見舞い」です(笑)
引き続きよろしくお願いします!

2020.2.19
一條宣好

※ポストカード:向井潤吉《北国街道白雨(新潟県西蒲原郡巻町稲島)》
1975年、カンヴァス、油彩、50.3×60.8㎝

画像2

敷島書房 50周年のごあいさつ

毎度お引き立ていただきまして誠にありがとうございます。
2020年、弊店は開業50周年を迎えました。1970年の開店以来、たくさんの方々に支えられて営業を続けてくることができました。厚く御礼申し上げます。今後も「本と読書」のため、及ばずながら努力していく所存です。何卒よろしくお願い申し上げます。

敷島書房 代表 一條宣好 拝

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敷島書房50周年記念品の手ぬぐい。南方熊楠が小畔四郎(こあぜしろう/熊楠の粘菌研究の門弟)に宛てた手紙に描いた猫の絵と句「寒のいり 猫もマントを ほしげなり」のデザイン。

【往復書簡メンバープロフィール】

一條宣好(いちじょう・のぶよし)
敷島書房店主、郷土史研究家。
1972年山梨生まれ。小書店を営む両親のもとで手伝いをしながら成長。幼少時に体験した民話絵本の読み聞かせで昔話に興味を持ち、学生時代は民俗学を専攻。卒業後は都内での書店勤務を経て、2008年故郷へ戻り店を受け継ぐ。山梨郷土研究会、南方熊楠研究会などに所属。書店経営のかたわら郷土史や南方熊楠に関する研究、執筆を行っている。読んで書いて考えて、明日へ向かって生きていきたいと願う。ボブ・ディランを愛聴。https://twitter.com/jack1972frost

本屋しゃん似顔絵

中村翔子(なかむら・しょうこ)
本屋しゃん/フリーランス企画家

1987年新潟生まれ。「本好きとアート好きと落語好きって繋がれると思うの」。そんな思いを軸に、さまざまな文化や好きを「つなぐ」企画や選書をしかける。書店と図書館でイベント企画・アートコンシェルジュ・広報を経て2019年春に「本屋しゃん」宣言。千葉市美術館 ミュージアムショップ BATICAの本棚担当、季刊誌『tattva』トリメガ研究所連載担当、谷中の旅館 澤の屋でのアートプロジェクト企画、落語会の企画など、ジャンルを越えて奮闘中。下北沢のBOOKSHOP TRAVELLRとECで「本屋しゃんの本屋さん」運営中。新潟出身、落語好き、バナナが大好き。https://twitter.com/shokoootake


【2人をつないだ本】

『街灯りとしての本屋―11書店に聞く、お店のはじめ方・つづけ方』
著:田中佳祐
構成:竹田信哉
出版社:雷鳥社
http://www.raichosha.co.jp/bcitylight/index

※この往復書簡は2020年2月1日からメディアプラットフォーム「note」で連載していましたが、2023年1月18日より本屋しゃんのほーむぺーじ「企画記事」に移転しました。よろしくお願い致します。

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