どうやら、わたしは雪が好きなようです。
2024年2月某日。青森に行ってきました。青森はとても好きな場所で、毎年旅に出ているのですが、冬の時期ははじめて。青森の友人から「先日から一気に冬に戻ったような天候だからあたたかくしてきな」とアドバイスをもらいました。自分なりの「あたたかい格好」をして向かったのですが、想像以上に寒かったです。
それもそのはず、雪がしんしんと降り、あたりは真っ白。
八甲田山まで足を延ばしたのですが、山の上はまさに銀世界。
雪の壁ができて、木々も真っ白。もしかして、これを樹氷というのでしょうか。
寒い寒いと言いながらも、真っ白な光景に心躍るわたし。
なんて美しいのだろうと、寒さより雪の美しさにうっとりしてしまいます。
新潟で生まれ育ったわたしは、小さい頃から雪に親しんできました。
だから、その怖さも大変さも知っているつもりですが、上京してからというもの、なかなか雪らしい雪に出会う機会が減り、久しぶりにこんなにたくさんの雪に囲まれたわけです(最近、新潟に帰っておらず…)。雪国出身の血が騒いだのでしょうか、久しぶりの雪に懐かしささえ覚え、いくら見てても見飽きない、いくら触ってても触り足りない…。自分のルーツここにありなのか。
ここで気づくわけです。わたし、雪が好きなんだなと。
もはやときめているなと。
雪という漢字には「ヨ」がはいっているじゃないですか。
これは、彗(ほうき)の意味なんですって。
白く覆い尽くされたその世界は、掃き清められたようでしょ?
と、学生時代に教授が教えてくれました。
こんな詩的な漢字の由来も、好きだったりします。
旅をしながら、いつの間にか自分のルーツに出会ってる不思議。
(文・本屋しゃん)
【プロフィール】
本屋しゃん(ほんやしゃん)
「本好きとアート好きと落語好きって繋がれると思うの」。そんな想いのもと、さまざまな文化や人や好きという気持ちを「つなぐ」企画を。展覧会/ブックフェア/落語会企画、執筆等。ジャンルを越えて奮闘中。新潟出身、北千住住。バナナ、日本酒が好き。
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第4回 テーマ:にぎやか
出演:柳家あお馬、渡邉晃、本屋しゃん
開催日 2024年3月16日(土)
時間 18:00開場、18:30開演〜20:30終演予定
※終演時刻は進行により、多少前後する可能性があります。
会場 仲町の家 (〒120-0036 足立区千住仲町29-1)
参加費 2,500円(税込) ※事前決済
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