2024年X月X日 リヤカー式高座「デパンダンス号」、大分県を出発!
「太陽を結ぶ男 ~リヤカー式高座の旅~」は「遅博2024〜人類の進歩と遅延〜」(第27回岡本太郎現代芸術賞展内)にて行われる、落語家・月亭太遊による遅パフォーマンスです。
落語家・月亭太遊が「太陽を結ぶ男」となり、リヤカー式高座「デパンダンス号」を引き、各地にある岡本太郎のモニュメントを結び、落語をしながら旅をします。
別府の「緑の太陽」を出発点に、大阪の「太陽の塔」を経由、「遅博 2024」の会場「川崎市岡本太郎美術館」をゴールとし、博覧会会期中の到着を目指します。
落語と旅の視点から、江戸時代より続く日本の「遅」の美学を考えるプロジェクトです。
リヤカー式高座「デパンダンス号」は、月亭太遊が、野外で自由に落語をすることを目的に制作した移動できる高座です。リヤカーの上に木の箱が乗っている通常の形態から、木の箱の壁を上に向かって開ききると、落語の高座へとトランスフォームする仕組みです。
落語のはじまりは野天興行である「辻噺」だとされており、まさに「デパンダンス号」は落語の原点に回帰する試みでもあります。
現代では、車や電車、飛行機など「速い」乗り物によって、移動は格段に早く楽になりました。しかし、落語が興った江戸時代の旅の移動手段は徒歩。そんなに大変な思いをして旅に出るのかという疑問
も浮かびますが、江戸時代には「お伊勢参り」が一世風靡するなど、旅好きな人が多くいました。
十返舎一九の滑稽本『東海道中膝栗毛』によると、当時は、宿場から次の宿場まで、一日に30~40km ほど歩いたとされています。時間にして 8~10時間。江戸・日本橋から伊勢神宮へは約10 日~15 日、長い人だと 3 か月をかけていたとされています。今から考えると相当な「遅」ですが、道中の見物や観光など、道草することも楽しんでいたようです。
本プロジェクトでは、江戸時代よろしく、リヤカー式高座「デパンダンス号」で旅することでフィジカルに「遅」を実現させます。岡本太郎のモニュメントは宿場の如く、たどり着いたら、そこで一席弁じます。
旅中の様子は、博覧会会場と中継で繋ぎ「不在の高座」のモニターで上映します。
果たして、太陽を結ぶ男 月亭太遊は、会期中にゴールにたどり着けるのでしょうか。
落語と旅の原点への挑戦を、ぜひ応援してください。
You Tubeで旅の様子を随時配信! 投げ銭よろしくお願いします!
月亭太遊 公式YouTubeチャンネル「ムーンパレス」https://www.youtube.com/@neorakugo/featured
リヤカー式高座「デパンダンス号」 2019 年制作
サイズ:225×122×230mm
設計製作:DABURA.m
制作:なんや / リヤカー:タカキ製作所 株式会社
月亭太遊について
月亭太遊 | つきていたいゆう
1984 年大分県生まれ。漫才師を経て 2010 年月亭遊方に入門し落語家の道へ。R-1 グラ
ンプリ準決勝や平成 25 年度 NHK 新人演芸大賞の決勝に進出後、各地の地域に根差し
た活動がライフワーク。
2014 年より京都の銭湯の二階にて居候をしながら毎週新作落語を披露する「ネオラク
ゴ・フロンティア」を 2 年間開催。京都の銭湯数珠つなぎ落語会「ちゃいちゃい寄席」
を立ち上げ、現在も開催中。1か月間毎日ネタおろし企画「ネオラクゴ・ストラグル」やラッ
プを取り入れた「らぷご」など新たな落語の表現を追求している。
2017 年に別府市のアートインレジデンス「清島アパート」入居をきっかけにアート方
面の活動も展開中。
X: https://twitter.com/taiyu1984
instagram: https://www.instagram.com/taiyuexpo2025/
note: https://note.com/neorakugo/
「太陽を結ぶ男」タニマチ募集!
「太陽を結ぶ男」を応援してくださるタニマチを募集します。
「太陽を結ぶ男」は月亭太遊とデパンダンス号の孤独の落語旅です。ひとりデパンダンス号を引いて歩く道中、読んで字のごとく山あり谷ありで、雨ニモマケズ、風ニモマケズな日もあるでしょう。浮世離れな旅をするにも多事多難。そこで、太遊が一歩でも前へ進めるように、みなさまに何卒、「太陽を結ぶ男」の趣旨をご理解いただきご支援賜りたく、ここに平にお願いを申し上げます。
みなさまのお力添えにより、月亭太遊の旅がより前進し、「遅文化」そして「落語」の可能性が広がります。ぜひ、月亭太遊を応援いただき、みなさまからのご支援を心よりお願い申し上げます。
詳細
■協賛金額:一口5000円
■返礼内容:
①「デパンダンス号」に千社札のごとくお名前/ロゴを貼らせていただきます。
あなたのお名前がデパンダンス号、そして「太陽を結ぶ男」の一部になります!
一丁札サイズ 巾約58mm×高さ約173mm
※口数に応じてサイズの拡大または枚数増加致します。
※お名前の札を作成後、旅中のデパンダンス号に届けるため、掲示までにお時間を頂戴します。了承ください。
②遅博覧会会場に設置される「不在の高座」の毛氈部分に「①」同様にお名前/ロゴの掲示。
③本WEBページにお名前/ロゴを掲載。
■お申込み方法:お申込みは以下のフォームにて必要事項のご記入をお願いいたします。
追って、詳細を記載した「お申込み完了メール」をお送りいたします。
【お申し込みフォーム】
https://forms.gle/ryaUhQmXdGvG3gzk7
※うまくフォームが開けないなど、フォーム以外でのお申し込みご希望の方は「info@honyashan.com(本屋しゃん・中村)」までご連絡ください。
■ご入金方法:paypal(クレジット、デビット)、銀行振込
※お申込みいただいた方にご入金先をお送りいたします。
「遅博2024」で開催される「第5回 遅四グランプリ大会」のスポンサーも募集します!
ご寄付いただいた方は、遅四コースにお名前を掲出させていただきます。
詳細はこちらをご覧ください↓
https://www.instagram.com/p/C3Oxi3OhDNV/?img_index=1
タニマチさま(敬称略)
「太陽を結ぶ男」にご支援いただいたみなさまです。心より御礼申し上げます。
ゆうたろう、笑福亭羽光、上方落語応援団、teshnakamura
「太陽を結ぶ男」グッズ制作
このたび「太陽を結ぶ男」始動を記念して、月亭太遊の手ぬぐいを制作します。
アーティスト Matsuhikoによる描きおろしイラストレーションで、シルク印刷です。
遅の美学を追求し、一枚一枚手刷りで制作しました。
川崎市岡本太郎美術館のミュージアムショップで販売中です!
遅博2024の帰りには、ぜひミュージアムショップにもお立ち寄りください。
「遅博2024〜人類の進歩と遅延〜」について
遅四グランプリ実行委員会が第27回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)に入選。
入選者による展覧会「第27回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」展(2/17〜4/14)にて「遅博2024〜人類の進歩と遅延〜」と題し、あらゆる「遅」を集めた博覧会を開催します。 会期中はイベント盛りだくさんの予定です!お楽しみに!
参加アーティスト(順不同)
硬軟、GengoRaw(石橋友也 + 新倉健人)、月亭太遊、teshnakamura、林香苗武、山派鈴木、やんツー、島本了多、三原回
ほか、歴代遅レーサーによる遅四区を多数展示
「遅博2024〜人類の進歩と遅延〜」の詳細は、遅四グランプリ実行委員会の公式instagramをご覧ください。
https://www.instagram.com/slow_mini_4wd_gp/
第27回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)展
会期:2024年2月17日(土)~2024年4月14日(日)※月曜日、3月21日(木)休館
開館時間:9:30~17:00(入館16:30まで)
観覧料:一般700円
会場:川崎市岡本太郎美術館(〒214-0032 川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内)
川崎市岡本太郎美術館公式WEBサイト:https://www.taromuseum.jp/event/%e7%ac%ac27%e5%9b%9e%e5%b2%a1%e6%9c%ac%e5%a4%aa%e9%83%8e%e7%8f%be%e4%bb%a3%e8%8a%b8%e8%a1%93%e8%b3%9e%ef%bc%88taro%e8%b3%9e%ef%bc%89
遅四グランプリ実行委員会について
「遅四グランプリ」は 2021 年に発案者の島本了多の呼びかけのもと三原回、吉田山、杉野晋平、硬軟、やんツーらが集まり始った一番遅いミニ四駆を決めるレース大会です。
これまで4回の世界大会と多くの地域大会や関連展示などの活動を続けてきました。
我々は「速い(早い)」ことが持て囃される加速主義社会の現代において、競争という資本主義の基本システムを採用しつつも、「遅い」ことの美学に着目した「遅イズム」を提唱しています。
そしてミニ四駆のレースだけにとどまらず、アート、工芸、映画、音楽、文学、食、服飾、漫画、落語、伝統文化などあらゆるジャンルの文化活動への多角的進出を目指します。
会長:島本了多
副会長:三原回
役員:吉田山、本屋しゃん
会員:やんツー、硬軟、杉野晋平、石橋友也、林香苗武、秋山祐太 他
遅四&遅博ロゴデザイン:前畑裕司
ちーこくんデザイン:三原回、島本了多
ちーこくんカラーデザイン:江上真織
主催:遅四グランプリ実行委員会
「太陽を結ぶ男」プロジェクト企画協力:本屋しゃん(たまに伴歩者)