【2020.2.7トーク】『在野研究ビギナーズ―勝手にはじめる研究生活』刊行記念トークイベント 荒木優太×田村義也 南方熊楠に学ぶ、勝手にはじめる研究生活。

・開催日時:2020年2月7日(金)19:30~21:00/開場19:15
・会場:下北沢の本屋さん BOOK SHOP TRAVELLER
    (〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-26-7アパートメントストア1階: https://wakkyhr.wixsite.com/bookshoptraveller)
・参加費:1,500円(税込) ※当日現金払い、要事前予約(申し込み方法は下部に記載)
・定員:40名様

「研究者」と聞くと、みなさんはどのようなイメージを持たれるでしょうか。
大学の先生?美術館や博物館に勤めている人?白衣を着て実験室にいる?

みなさんが想像されたように、一言で「研究者」といっても、研究にもいろいろな分野や方法があり、さまざまな組織や機関がありますよね。そんな中、どこにも所属しないで学問を志し、研究をする「在野研究者」という道を歩んでいる人たちがいます。

荒木優太さん著の『在野研究ビギナーズ―勝手にはじめる研究生活』(明石書店)は、在野研究者15人の在野研究生活が赤裸々に綴られている1冊。いかにして働きながら研究をしているか、どのようにコミュニティを構築しているかなど、まさに在野研究ビギナーにとっての道標であり、諸先輩の生き方からは勇気すらもらえるかもしれません。

時を遡ること、明治時代。
すでに、在野研究という生き方をしていた人がいました。
生物学者で民族学者の南方熊楠(みなかた くまぐす)です。
熊楠の好奇心と研究領域は、変形菌、きのこ、密教、超常現象、妖怪、セクソロジー・・・と無限大。
こんなに幅広い分野に目を向けていた熊楠も、実は、生涯、組織に属さず無位無冠、独学を貫き、研究/調査に没頭する人生を歩みました。まさに在野研究者の先駆的存在です。

このたびは、『在野研究ビギナーズ―勝手にはじめる研究生活』(明石書店)の刊行を記念して、著者の荒木優太さんと、南方熊楠顕彰会の田村義也さんをお迎えし、南方熊楠の在野研究者としての生き方を学ぶとともに、熊楠と現代の在野研究のあり方をつなげて考えることで、在野で研究をする可能性と楽しさを考えます。

歩く好奇心と呼ばれる南方熊楠の生き方が、在野研究をされている方や在野研究に興味がある方はもちろん、自分の生き方や働き方を見つめなおしたい方のヒントに繋がることを願っています。


【出演者プロフィール】
荒木優太(あらき ゆうた)
1987年東京生まれ。在野研究者(専門は有島武郎)。明治大学文学部文学科日本文学専攻博士前期課程修了。2015年、第59回群像新人評論優秀賞を受賞。著書に『これからのエリック・ホッファーのために――在野研究者の生と心得』(東京書籍)ほか、『貧しい出版者』(フィルムアート社)、『仮説的偶然文学論』(月曜社)、『無責任の新体系』(晶文社)など。
https://twitter.com/arishima_takeo?s=20

田村義也(たむら よしや)
1966年生まれ。比較文学比較文化専攻。平成6年頃より、和歌山県田辺市の南方熊楠邸蔵書・資料調査に参加、『南方熊楠邸蔵書目録』『同 資料目録』を編纂。現在、南方熊楠顕彰会学術部長として同館所蔵資料の調査および翻刻事業に協力。成城大学非常勤講師。 編訳著書に全訳『南方熊楠英文論考([ネイチャー]誌篇・[ノーツ・アンド・クエリーズ]誌編)』『南方熊楠とアジア』『南方熊楠大事典』等。
http://www.minakata.org/




【お申し込み方法】
ご参加ご希望の方は、メールにてご予約をお願いいたします。
***
宛先:info@honyashan.com
件名:【予約:2/7在野研究ビギナーズトークイベント】
本文:お名前(ふりがな)、参加人数、お電話番号(緊急連絡先)
***

※メールをいただいてから3日以内にお申し込み完了の返信メールをさしあげます。3日たってもメールの返信がない方は、お手数ですが、再度、ご連絡をお願いいたします。

※info@honyashan.comより、ご返信いたしますので、ドメイン指定などされている方は、本メールアドレスが受信できるように設定をお願いいたします。

【荒木優太さん書籍紹介】
『在野研究ビギナーズ―勝手にはじめる研究生活』 1,800円+税、2019年9月
編著:荒木優太
刊:明石書店
「在野研究者」とは、大学に属さない、民間の研究者のことだ。卒業後も退職後も、いつだって学問はできる!現役で活躍するさまざまな在野研究者たちによる研究方法・生活を紹介する、実践的実例集。本書は、読者が使える技法を自分用にチューンナップするための材料だ(公式紹介文)。
https://www.akashi.co.jp/book/b472224.html

『これからのエリック・ホッファーのために: 在野研究者の生と心得 』1,500円+税、2016年2月
著:荒木優太
刊:東京書籍
「やりたいこと」をやって生きる。その<あがき〈struggle〉>方は、今も昔も、無数にある。
先人に学び、選択肢を増やすため、16人の<在野研究者>の「生」を、彼らの遺した文献や、伝記的事実から読み解く。大学や組織などに所属せずとも、しぶとく「生き延びる」ための<あがき>方の心得、40。
※南方熊楠が登場します!

投稿日:2020-01-03 更新日:

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