納涼 遅祭2025
2025年8月30日(土) ~9月8日(月)※土日月のみ開室@仲町の家・北千住ー千住宿開宿400年記念

遅四グランプリ、初の遅祭!

「第4回 遅四グランプリ 千住・仲町の家大会〜遅の細道〜」「遅四グランプリ 机上の空論大会~わが遅対性理論~」と、千住の夏の恒例イベントとなりつつある(目指している?!)遅四グランプリ。
今年も千住にお邪魔します!

2025年は、千住宿開宿400年記念の年。 「遅い」の美学に着目する「遅四グランプリ」にとって、400年という時の流れと長さは他人事とは思えません。今年の遅四グランプリは、400年の時の流れに身を任せ? 千住宿開宿400年特別版として「納涼 遅祭2025」を開催します。遅四グランプ初の夏祭りです。

会場は、「アートアクセス 音まち千住の縁 仲町の家」。築薬100年の家屋で、中には気持ちいい畳の部屋が広がり、訪れる人々が自然と寝転んだり、縁側に腰掛けたり、ゆるやかに遅時間が流れている場所です。「納涼 遅祭2025」も仲町の家ならではの遅時間の中で、「遅」を味わい、遊び、語り合うプログラムを開催します。

参加者が「遅マシン」構想を語り尽くすトーク&プレゼン大会ワイルド遅四グランプリを中心に、過去の資料や成果物の展示、遅をテーマにした作品展示、「遅四音頭」の生演奏や「遅」をテーマにした活弁など、見る・感じる・参加する企画が盛りだくさん。また、「遅句会」や、かつて仲町の家に住んでいた四姉妹へのリスペクトとして、野点をゆっくり愉しむ「野遅(のおそ)」も実施します。

400年の時を重ねた千住宿で、人と人、時間と文化が、ゆっくりとつながりあう「遅」の祝祭をお楽しみください。

基本情報

納涼  遅祭2025

会期: 2025年8月30日(土 )~2025年9月8日(月 )※うち土日月のみ開室
※開室日:8月30日(土)、31日(日)、9月1日(月)、9月6日(土)、7日(日)、8日(月)計6日間

開室時間:10:00~17:00
※展示は開室時間に自由にご覧いただけます 
※イベントや大会の詳細は、それぞれの項目をご覧ください

会場:仲町の家 (〒120-0036 足立区千住仲町29-1)
入場/参加:無料 ※お気軽にご参加ください

後援:一般財団法人 足立区観光交流協会

【内容】
①[大会]8/31「遅四グランプリ 机上の空論大会 〜遅以外に一体何を愛せようか〜」
②[大会]9/6「ワイルド遅四グランプリ 畳上の野生大会 ~おいらにゃ獣の遅(ち)が騒ぐ~」 
③[展示]8/30-9/8 御開帳! 西方渡来の遅見世物 
④[展示]8/30-9/8 エキシビションコースで遅四神輿が走ります
⑤[イベント]8/31 歩時レネによる遅四音頭など生演奏 
⑥[イベント]9/6 尾田直彪による遅活弁
⑥「おみやげ」8/30-9/8 遅四グランプリ公式グッズ販売
★そのほか:遅句会、野遅など、遅イベントを随時開催予定


展示

御開帳! 西方渡来の遅見世物

さあさあお立ち会い! 世にも珍しい西方渡来の遅美術! さあさあ入った入った! お代はいらないよ!

【出展アーティスト】
おたのしみに!!!

イベント

2025年8月31日(日)

【大会】遅四グランプリ 机上の空論大会 〜遅以外に一体何を愛せようか〜

日程:2025年8月31日(日)
時間:14時~16時 +歩時レネさんの「遅四音頭」生演奏後、表彰式
参加:無料&予約不要 ※見学も自由
場所:仲町の家の大広間

みなさまの「遅アイディア」で競争します。すぐに実現できないけれど…「こうしたらミニ四駆を遅く走らせることができるのではないか」、もしくは「こうしたら、世の中が遅くなるのではないか」「あれが速い(早い)から、遅くしてみると、きっとこうなる」などなど、広く「遅」についてのプレゼン大会です。「遅アイディア」はあるけれどマシンを作るのは難しとお考えだった方々にはもってこいの大会です。
最もナイスな「遅アイディア」には優勝商品贈呈。わが「遅アイディア」を聞いてほしい! みなさまのご参加をお待ちしています!


求ム!発表者!

・お題:どうしたらミニ四駆(広く、社会、宇宙などと捉えても可)を遅くできるか。あなたが考える「遅アイディア」を発表してください。

・参加条件:なし。どなたでもご参加OKです。遅アイディアが思いついた方はお気軽にご参加ください
・参加方法:ご予約不要です。当日会場に直接お越しください。
・プレゼン方法:自由!!
口頭発表、ポスター発表、もちろん実際に遅四駆を走らせてもOK🙆‍♀️当日会場に来れない方は掲示物のみの参加やzoomでの参加も可能。事前にご質問ある方はお気軽にご相談ください。※当日はホワイトボードを準備します。
プレゼン時間:ひとり15分程度(あくまで目安)
・参加費:無料、見学も自由

・審査員:島本了多(遅四グランプリ会長 )、三原回(遅四グランプリ副会長 )、オーディエンス
・賞の種類:優勝、オーディエンス賞
表彰記念品:優勝者には島本了多作のメダルを贈呈

【生演奏】歩時レネによる「遅四音頭」

日程:2025年8月31日(日)
時間:机上の空論大会終了後 16時頃から予定
参加:無料(投げ銭大歓迎)/予約不要
場所:仲町の家の大広間

「遅四グランプリ」のテーマソングとして「遅博2024~人類の進歩と遅延~」の際に生まれた「遅四音頭」。遅博2024では、耳に焼き付き、口ずさむ方が続出した愛され遅ソングです。今回は、本曲の作詞・作曲を手がけ、自ら歌も担当している歩時レネが「遅四音頭」ほか数曲を生演奏します。
参加無料です。お気軽にご参加ください。みんなで遅しましょ~。


歩時レネ(ほときれね)

1998年生誕。東大阪出身、世田谷育ち。都立工芸高等学校アートクラフト科卒。
ペーパークラフター。

紙を素材にお花などを制作。細かい作業&おじさんを可愛く描くのが特技。

ときどき書道講師、ごく稀に音楽家もどき。

X:https://twitter.com/rene_hotoki
instagram: https://www.instagram.com/rene_hotoki/


2025年9月6日(土)

[大会]ワイルド遅四グランプリ 畳上の野生大会~おいらにゃ獣の遅(ち)が騒ぐ~

日程:2025年9月6日(土)
時間:13時~15時+授賞式
参加:無料/予約不要 ※見学も自由&大歓迎!
場所:仲町の家の大広間

 一番遅いミニ四駆(遅四駆)を決める大会「遅四グランプリ」。今回は仲町の家の畳の上での野生のレース大会。畳の上に持参または実行委員会が用意した障害物を配置し、オリジナルの遅コースを作っていただき、そこで遅四駆を走らせます。遅四駆は実行委員会で用意したものをお使いください。
仲町の家らしく、お座敷遊びとしての遅四をお楽しみください。

求ム!挑戦者!

・参加条件:なし。どなたでもご参加OKです。
・参加方法:ご予約不要です。当日会場に直接お越しください。
・持ち物:手ぶらでOK!!ですが、これを置いたら良い「遅コース」になるのでは?という障害物をぜひご持参ください。
※障害物は実行委員会でも用意します。※遅四区は実行委員会が用意したものを使います。
・参加費:無料、見学も自由&大歓迎

・審査員:島本了多(遅四グランプリ会長 )、三原回(遅四グランプリ副会長 )、オーディエンス
・賞の種類:優勝、オーディエンス賞
表彰記念品:優勝者には島本了多作のメダルを贈呈


[イベント]尾田直彪による「遅活弁」

日程:2025年9月6日(土)
時間:16:00~17:00
ワイルド遅四グランプリ 畳上の野生大会後の開催です。ぜひ、大会とあわせてお楽しみください。
参加:無料(投げ銭大歓迎)/予約推奨
場所:仲町の家の大広間

現在、最も若い活動写真弁士として、活弁旋風を巻き起こすべく、精力的に活動している尾田直彪さん。尾田さんの活弁は映画との呼吸がばっちりで、セリフや情景説明の言葉選びにもセンスが光ります。無声映画への愛情の深さは人一倍。今回は、「遅い」または「速度」をお題に、尾田さんの視点でいくつか作品を選んでいただき上映します。さあ、尾田さんはどんな作品を選ぶのか?!
「活弁」と「遅」の邂逅をお見逃しなく!

※予約なしでもご参加いただけますが、予約いただいた方を優先でお席にご案内いたしますので、ご予約がおすすめです!ご予約なしの場合、立ち見でのご案内になる場合もありますのでご了承ください。
ご予約フォーム↓
https://forms.gle/uW7m4SgxtpBv9MT86

撮影:板倉優人

尾田直彪(おだ たかとら)
2000年、熊本県下益城郡富合町(現熊本市南区富合町)出身。熊本高校卒・東京学芸大学教育学部卒。現代の活弁の第一人者である澤登翠弁士の活弁に魅せられ、活動弁士を志す。2021年10月、60年以上続く都内定期開催の活弁公演「無声映画鑑賞会」でデビュー。22年より国立映画アーカイブ「こども映画館」に出演。また地元九州でも精力的に活弁公演を開催しており、現在最も若い活動弁士として活躍している。澤登翠門下。

これまでのおもな説明作品:『キートンの大学生』『ロイドの初恋』『ロイドの人気者』『幌馬車』『青春の夢いまいづこ』『一心太助』『沓掛時次郎』『大学は出たけれど』『争闘阿修羅街』『明け行く空』『漕艇王』など。
x:https://x.com/oda_takatora/
Instagram:https://www.instagram.com/oda_takatora?igsh=aWU3ZG81dHM1Mjdz

※「活動写真弁士」(略称「活動弁士」「弁士」)とは
活動写真つまり無声映画に、スクリーンの傍で、セリフや情景説明などの語りをつける人。活動写真弁士の話芸は「活弁」と呼ばれ親しまれています。活動写真弁士自らがセリフや登場人物の動きや心情、場面などを考え、台本を作り、演出するので、同じ映画でも活動写真弁士によって全く表情が変わり、時にコミカルに、時にツッコミを入れ、そして時には人情深く…独自の視点で映画を新しい作品として蘇らせます。


会期中随時開催!


・遅句会

「遅」をテーマにした句会。思い思いの一句を持ち寄り、詠みあいます

・野遅
かつて仲町の家に住んでいた四姉妹が野点を愉しんでいたことをリスペクトし、野点ならぬ「野遅(のおそ)」パフォーマンスを実施します


遅四グランプリ実行委員会

遅四グランプリ実行委員会 会長
島本了多(しまもと りょうた)

1986年東京都生まれ。
遅四グランプリ実行委員会会長。アーティスト。第二次工芸家。常温焼窯元。遅四グランプリ企画者。
工芸や陶芸などの既成の価値や概念の捉え直しを試みている。陶を主の素材にしつつ、あらゆる材料と技法で制作をしている。自身の身体や、身体から出たものを素材にすることも多い。
主な展覧会に「第12~15回、27回 岡本太郎現代芸術賞展 入選」「個展 生前葬(eitoeiko/東京)」「個展 第二次工芸(gallery N/名古屋)」「化け物展(青森県立美術館/青森)」「END RESULT(オンライン展示)」など。
遅四グランプリ企画者。遅四レーサーとしては「遅四グランプリ ワイルドスクリメージ ~遅湧き肉躍る~」にて優勝。「21世紀は遅の世紀」と信じ「遅」の文化の発展に勤しんでいる。

X: https://twitter.com/shimamoto_ryota
instagram:https://www.instagram.com/shimamotoryohta/?hl=ja

遅四グランプリ実行委員会 副会長
三原回(みはらかい)

1987年東京都生まれ。
遅四グランプリ実行委員会副会長。アーティスト。スノッブ。エターナリスト。現代美食家。現代庭師。野心家。愛犬家。パラレルなコマーシャルギャラリー YUMI ADACHI CONTEMPORARY チーフ・エグゼクティブ・オーガナイザー。
ソロワークでは映画や美術史を引用し、不死追求(トランスヒューマニズム)やパラレルワールドなどSF的視点を作品に取り入れる。手塚治虫著「火の鳥 太陽編」に登場する不死追及思想“エターナリズム”を信奉し、絵画の持つ永遠性への憧憬から反復運動を繰り返すインスタレーションなどを制作する。
「遅四グランプリ」には第1回から企画に参加し、遅四レーサーとしても「遅四グランプリ 神宮前予選大会 ~昨日の自分より遅く~」にて優勝。
「遅イズムの実践のための実験芸術」を提唱する遅原理主義者。湘南の連続遅刻魔。

公式WEBサイト: http://mihalab.jp/
X:https://twitter.com/Q_Mihara
instagram:https://www.instagram.com/q_mihara/

「遅四グランプリ」とは

「遅四グランプリ」は2021年に始まった島本了多、三原回、本屋しゃんなどによる一番遅いミニ四駆を決めるレース大会です。これまで6回の世界大会と多くの地域大会や関連展示などの活動を続けてきました。
「速い(早い)」ことが持て囃される加速主義社会の現代において、競争という資本主義の基本システムを採用しながら「遅い」ことの美学に着目した「遅イズム」を提唱しており、ミニ四駆のレースだけにとどまらず、アートや工芸をはじめとしたあらゆるジャンルの表現・文化・活動への多角的進出を目指しています。

公式instagram: https://www.instagram.com/slow_mini_4wd_gp/

ロゴデザイン:前畑裕司

遅四グランプリ活動略歴

2021年
「第1回 遅四グランプリ」西荻窪天空コース(東京)

2022年
「第2回 遅四グランプリ ~速いのはもう遅い~」ソノ アイダ(東京)
グループ展「どうぐをプレイする Tools for Play」(やんツーセクション内で歴代遅四駆を展示)ICC(東京)
「遅四グランプリ 神宮前予選大会 ~昨日の自分より遅く~」ニュースペース パ(東京)

2023年
「第3回 遅四グランプリ ~速まるな遅まれ~」YUMI ADACHI CONTEMPORARY・あをば荘(東京)
「第4回 遅四グランプリ 千住・仲町の家大会 ~遅の細道~」仲町の家(東京)

2024年
「第27回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」入選企画「遅博2024 ~人類の進歩と遅延~」川崎市岡本太郎美術館(神奈川)
「第5回 遅四グランプリ TARO賞大会 ~自分の中に遅を持て~」遅博2024パビリオン(神奈川)
グループ展「乗り物で行く!!」嬉々!!CREATIVE(神奈川)
「遅四グランプリ 机上の空論大会 ~わが遅対性理論~」&「遅映像祭2024」仲町の家(東京)
トークイベント「作家がみた別府 ~遅四グランプリ実行委員会~」ドマコモンズ(大分)
「科学と芸術の丘」内ワークショップ「ワイルド遅四駆をつくって自然の中を走らせよう!」&「遅四グランプリ ワイルドチャレンジ ~遅き激闘~」戸定が丘歴史公園 松雲亭(千葉)
「アートプロジェクト高崎2024」高崎市街(群馬)
「萬均ショップ パ @岩田商店」関連イベント「遅四グランプリ 阿下喜サーキット ~いなべ スローリエンテーション~」岩田商店(三重)
「遅四グランプリ ワイルドスクリメージ ~遅湧き肉躍る~」ナミイタ(神奈川)

2025年
「遅四グランプリの時代とその周辺展」松坂屋名古屋店本館8階 ART HUB NAGOYA open gallery(愛知) 「第6回 遅四グランプリ ~遅れて鳴こうホトトギス~」「遅四グランプリの時代とその周辺展」展覧会場(愛知)

会場

仲町の家

市民参加型まちなかアートプロジェクト「音まち千住の縁」が運営する千住の文化サロン「仲町の家」(なかちょうのいえ)は、千住仲町エリアにある戦前に建てられた日本家屋。千住のまちをつくった祖先のひとり、石出掃部介吉胤(いしでかもんのすけよしたね)のご子孫が大切に守ってこられた美しい日本家屋と、緑あふれる庭が広がる情緒深い空間です。ここに集う人々が交流し、新たな活動の種が育つ芸術活動創造拠点としてオープンしています。

仲町の家 公式WEBサイト:https://aaa-senju.com/p/10011
音まち千住の縁 X:https://twitter.com/aaa_senju
仲町の家 instagram : https://www.instagram.com/nakacho_no_ie/

アクセス

〒120-0036 足立区千住仲町29-1
※仲町氷川神社の向かいにある石畳の門扉の先です。

北千住駅より徒歩約10分
・JR:西口
・私鉄/東京メトロ:出口1(千住警察署方面 )


駅から仲町の家まで、北千住の町のお散歩をどうぞお楽しみください。

 

ご案内とお願い

・会場は畳敷きです。靴を脱いでおあがりいただきます。
・今後の状況の変化に応じて、延期など、予定を変更する場合があります。本ウェブサイトやSNS(twitter @honyashan)にて最新情報をお伝えするのでご確認ください。

お問い合わせ

本イベントに関する「お問い合わせ」「取材のお申し込み」は、以下までお願いいたします。
遅四グランプリ実行委員会  担当:本屋しゃん/中村 info@honyashan.com


主催:遅四グランプリ実行委員会

※本会は、「アートアクセスあだち 音まち千住の縁 拠点形成事業 パイロットプログラム」の一環で実施しています。

これまでの遅四グランプリ @ 仲町の家

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