笑福亭羽光 墨東「艶」噺
大道芸術館 落語会-2023年4月22日

大人のためのノスタルジックでエロスな落語会

大道芸術館で笑福亭羽光さんのエロ全開の落語会を開催します。
大道芸術館ではじめての落語会です。

向島。
隅田川、荒川、北十間川に囲まれた三角地帯で、「墨東」とも称される場所。
江戸時代には文人・墨客・粋人が多く集い、語り、遊び、近代に入ると、この地域が舞台の『濹東綺譚』を書いた永井荷風をはじめ、幸田露伴など、文士たちからも愛されました。

そんな向島に誕生した「大道芸術館」は、都築響一さんのコレクションを土台にした「昭和の息吹・大衆文化を 現代アートとしてとらえたコンセプト」の美術館。
「長いあいだ日本の路傍をさまよいながら、光と陰のあいだに矢のごとく消えていく文化のかけらを拾い集めてきた」と都築さん。館内に一歩踏み入れると、鳥羽国際秘宝館・SF未来館の人形や見世物小屋の書割、春画人形、ピンク映画のチラシにバッド・アート……カオス! エロス! ノスタルジー! と昭和の熱い空気が充満しています。
2階のBAR「茶と酒 わかめ」で、女将を囲んで来館者たちが談話する様子はまさに昭和のサロンのよう。

笑福亭羽光さんは、奇妙でノスタルジックな世界へ導く創作落語で、観客を異世界に誘う落語家です。
代表作のひとつ、自身の実体験/人生を基にした創作落語「私小説落語」シリーズは、思春期の甘酸っぱい想い出やエロいことで頭がいっぱいだった少年時代のあれこれ……そう、人には恥ずかしくて言えない悩みや失敗、かっこ悪さやを落語に昇華し、笑いに変えていきます。都築さんが消えゆく文化のかけらを集めるように、羽光さんも消えゆく過去のかけらを書きとめているのかもしれません。まるで、今日の悩みや失敗も、私小説にして刻むことで、いつか笑える日がやってくるんやで、と言わんばかりに。

今回は「茶と酒 わかめ」のベルベットベンチの上に高座を作り、見世物小屋の書割が背景を彩ります。
カオティックでエロティックな昭和の息吹が立ち込める大道芸術館と羽光さんのノスタルジーエロ落語が溶け合って、みなさんを艶やかな異世界にお連れする落語会。
会の半ばに、大道芸術館 館主で編集者の都築響一さんと笑福亭羽光さんのトークタイムもご用意。

かつての文人、粋人たちがこの地に集い楽しんだように、落語とトークを通じてノスタルジックでエロスな一夜をお楽しみください。


目次
・基本情報(ご予約もこちら)
・出演者プロフィール
・会場アクセス

基本情報

大道芸術館 落語会
笑福亭羽光  墨東「艶」噺

開催日:2023年4月22日(土)
時間:17:00開場、18:00開演∔懇親会(自由参加)
会場:大道芸術館 museum of roadside art 2階 茶と酒 わかめ
(〒131-0033 東京都墨田区向島5丁目28−4)
アクセスはこちら

参加費:6,000円(税込) Entrance fee込+1Drink付 

※ ご精算は当日受付にてお願いします。現金とpaypayに対応しています。
※大道芸術館の入館料3000円を含みます。ぜひ、落語会前後に大道芸術館の作品たち、そして雰囲気そのものをお楽しみください。
※1ドリンク付きです。追加のご注文はキャッシュオンにて承ります。

予約

本イベントは事前予約制です。
以下、(1)予約フォームまたは、または(2)メールにてご予約をお願いいたします。

1)予約フォーム
以下、リンク先の「予約フォーム」より必要事項をご記入ください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScDcuJ40UXV17Dl2BpbTS3XWFaCVxkMEEVBr0KzxTiRrrNwmA/viewform?usp=sf_link


(2)メール
宛先:「info@honyashan.com」
件名:「予約:4月22日 笑福亭羽光 墨東艶噺」
本文:お名前(ふりがな)、ご予約人数、メールアドレス、お電話番号


※ご予約方法(1)(2)ともに、「受付完了メール」をお送りします。本メールをもってご予約完了です。ドメイン指定をされている方は「info@honyashan.com」からのメールの受信許可をお願いいたします。なお、ご予約をいただいてから3日経っても受付完了メールが届かない場合は、お手数ですがご一報をお願いいたします。
※無断キャンセルはお控えください。やむをえない理由でキャンセルをご希望される方は必ずご連絡をお願いいたします。

落語

笑福亭羽光

しょうふくていうこう

奇妙でノスタルジックな世界へ導く新作落語家。読書家としても知られ、とりわけSF小説を愛読し、本や映画をモチーフにした創作落語で異彩を放つ。下ネタも華麗に落語にしてしまう。代表作は多層構造のメタ落語「ペラペラ王国」や、自身の実体験を基にした「私小説落語」シリーズ。

1998年から4人組お笑いユニット「爆烈Q」として活動し、講談社週刊少年マガジンの第三十五回ギャグ漫画新人賞をきっかけに「のぞむよしお」のペンネームで漫画原作者としての活動を開始。2007年に 「爆烈Q」解散。同年に笑福亭鶴光に入門し、34歳で落語の道へ。2021年真打昇進。「ペラペラ王国」にて「第4回 渋谷らくご大賞 創作大賞」「2020年NHK新人落語大賞」を受賞。

WEBサイト: https://www.syoufukuteiukou.com/
twitter: https://twitter.com/syoufukuteiukou

トークゲスト

都築響一

つづききょういち

『POPEYE』『BRUTUS』などの雑誌編集を経て、1993年、東京人のリアルな暮らしを捉えた『TOKYO STYLE』を刊行。1997年、『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』で第23回木村伊兵衛写真賞を受賞。2012年より有料週刊メールマガジン『ROADSIDERS’weekly』(http://www.roadsiders.com/)を配信中。近著に『捨てられないTシャツ』(筑摩書房、2017年)、『Neverland Diner』(ケンエレブックス、2021年)、『IDOL STYLE』(双葉社、2021年)など。

会場

大道芸術館

昭和の純喫茶、昭和の歌謡曲、昭和のラブホテル……
半世紀近く前の日常文化が、いま熱く語られている。
半世紀前には生まれてすらいなかった若者たちによって。

いまだ日本最大の集客記録である6千万人以上が集い「人類の進歩と調和」を目撃した、1970年の大阪万博で頂点に達したあの時代。

あちこちの観光地に、祭の場に、路傍に咲いた昭和元禄の徒花たち。

それはもう昭和を知らない若者の幻想にしか花を咲かせられないのか。

美術館は珍しいもの、ひとつしかないものを集め見せてくれる。

どこにでもあったもの、たくさんあったものは、ほとんど忘れられ、いつのまにか消えていくだけだ。

そうやって僕らはひとつ、またひとつ宝物を失っていく。失ってから気がつくことを繰り返しながら。

長いあいだ日本の路傍をさまよいながら、光と陰のあいだに矢のごとく消えていく文化のかけらを拾い集めてきた。

そのいくつかをここに見せる場ができて、失われた文化の残像だけでも甦らせることができたら、

もう半世紀近くなった僕の旅もまったく無駄ではなかったことになるだろう。

都築響一

アクセス

大道芸術館

〒131-0033
東京都墨田区向島5丁目28−4

最寄り駅:曳舟、押上

https://museum-of-roadside-art.com/

ご案内とお願い

・参加費は当日精算です。現金またはpaypay。
・お席は自由席。先着順です。
・靴を脱いでご入館いただきます。
・落語会中の許可のない録音、録画、写真撮影はご遠慮ください。
・ 無断キャンセルはお控えください。やむをえない理由でキャンセルをされる方は必ずご連絡をお願いいたします。
・落語会の前後に大道芸術館内をご覧いただけるので、あわせてお楽しみください!


《新型コロナウイルス感染拡大防止の対策とお願いについて》

今後の状況の変化に応じて、延期など、予定を変更する場合があります。本ウェブサイトやSNS(twitter @honyashan)にて最新情報をお伝えするのでご確認ください。

・37.5度以上の発熱や咳・咽頭痛などの症状がある方は、ご来館をお控えくださいますようお願いいたします。
・入口で手の消毒、検温にご協力をお願いいたします。

お問い合わせ

本イベントに関するお問い合わせ/取材のお申し込みは、以下までお願いいたします。

墨東艶噺 事務局
本屋しゃん/中村 info@honyashan.com

共催:大道芸術館
企画・主催:本屋しゃん


■演目
私小説落語ー月の光編
都築響一さま、羽光師匠トーク
ー仲入りー
私小説落語ー知ったかぶり編
私小説落語ー胸の痛み編

投稿日:2023-03-10 更新日:

執筆者: