ぼくたちは出会ってしまった
その瞬間、スパークした
粘菌に出会ってしまった南方熊楠（1867-1941）
縄文土器に出会ってしまった岡本太郎（1911-1996）
南方熊楠に出会ってしまった唐澤太輔さん
岡本太郎に出会ってしまった石井匠さん
そして…唐澤さんと石井さんが出会い、対話を重ね、一冊の本『南方熊楠と岡本太郎ー知の極北を越えて』が以文社より誕生しました。生きた時代、専門の対象は違いますが、興味の赴くまま、知が喜ぶまま、心身がうごめくまま、領域を横断して、自らの思想を深めていった南方熊楠と岡本太郎。どうやら、熊楠と太郎の思想を読み解いていくと、2人の思想が交わり通じ合う点がありそうなのですが…。
唐澤さんと石井さんは、「南方熊楠は粘菌」に、「岡本太郎は縄文土器」に出会うべくして出会ってしまったと考えます。そうです、熊楠と太郎は、何かに「出会ってしまい」、スパークするという共通の経験をしています。それはそれは大きな閃光で、2人のいのちをも輝かせたようです。
「出会ってしまう」とは一体どのような感覚でしょうか。
その出会いは、熊楠と太郎をどのように導いていったのでしょうか。
かくいう、唐澤さんと石井さんも、それぞれのタイミングで、南方熊楠と岡本太郎に出会ってしまい、救われ、その後の人生が拓かれていったと言います。
今回は、唐澤さんと石井さんがどのようにして南方熊楠と岡本太郎に「出会ってしまった」のか、お二人の人生にひきつけながらお話いただくことを出発点とし、そこから南方熊楠と岡本太郎が出会ってしまった「粘菌」と「縄文土器」についてお話しいただくことで、熊楠と太郎の思想を交差させ、みなさまを神秘の森の奥へと案内していただきます。きっと南方熊楠と岡本太郎がスパークした瞬間に触れることで、いのちの歓びが湧いてくると思います。
このトークがみなさまにとって閃光のような出会いをもたらすきっかけになることを願ってやみません。「出会ってしまった」ことがあるみなさま、そしてこれから「出会ってしまう」であろう、すべてのみなさまへ。
基本情報
日程：2024年10月19日（土）
時間：19:00開場、19:30開演
会場：BOOKSHOP TRAVELLER(〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷１丁目９−１４ )
参加費：2000円 ※当日精算（現金、paypay）
予約：以下フォームよりご予約をお願いいたします
※10/3(木)-10/21(月)にBOOKSHOP TRAVELLER 1階の平台にてブックフェアを開催！
予約フォーム
「予約フォーム」が開けない方はメールでのご予約も承ります。
「info@honyashan.com」まで「件名：『予約：10月19日南方熊楠と岡本太郎』
本文：『お名前(ふりがな)、ご予約人数、メールアドレス、お電話番号』」をご記入の上、お送りください。
【ご予約前に必ずご一読をお願いします】
※チケットの郵送は致しません。
※ご予約後、事務局より受付完了メールをお送りします。「info@honyashan.com」からのメールを受信できるメールアドレスの登録をお願いします。
※受付完了メールは会終了まで大切に保管してください。
※当日受付でお名前をお申し付けください。受付完了メールのご提示をお願いする場合がございます。
※キャンセル、無断欠席はお控えください。やむを得ず、キャンセルされる場合は必ずご一報をお願いいたします。
お問い合わせ：info@honyashan.com(本屋しゃん)
プロフィール
唐澤太輔/からさわ たいすけ
1978年、兵庫県神戸市生まれ。2002年3月、慶応義塾大学文学部卒業。2012年7月、早稲田大学大学院社会科学研究科 博士後期課程修了（博士〔学術〕）。第1回南方熊楠研究奨励事業助成研究者。日本学術振興会特別研究員（DC-2〔哲学・倫理学〕）、早稲田大学社会科学総合学術院 助手、助教などを経て、現在、秋田公立美術大学美術学部アーツ&ルーツ専攻ならびに大学院複合芸術研究科准教授。専門は、哲学、文化人類学、南方熊楠研究。2019年、第13回湯浅泰雄著作賞受賞。近年は、南方熊楠の粘菌（変形菌）に関する言説を軸に、華厳思想やハイデガーの存在論などを交えながら、生命そのもの（zoé）を思考する「粘菌哲学」を構想中。
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Instagram：https://www.instagram.com/taisuke_karasawa
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石井 匠/いしい たくみ
1978年、静岡県生まれの埼玉県育ち。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期修了。博士（歴史学）。現在、岡本太郎記念館客員研究員、国立歴史民俗博物館外来研究員など。芸術・宗教・学問を横断する芸術考古学者、ペーパー神主、時々芸術家。第２回岡本太郎記念現代芸術大賞入選。企画展覧会に「生きる尊厳：岡本太郎の縄文」、「いのちの交歓：酷なロマンティスム」など。著書に『縄文土器の文様構造：縄文人の神話的思考の解明に向けて』（アム・プロモーション2008年）、『謎解き太陽の塔』（幻冬舎、2010年）などがある。
書籍情報
南方熊楠と岡本太郎
知の極北を超えて
唐澤太輔＋石井 匠
装幀：近藤みどり
出版社：以文社
2024年6月17日発売
四六判 並製カバー装 216頁
定価：本体3,000円＋税
ISBN 978-4-7531-0385-0
会場
BOOKSHOP TRAVELLER
BOOKSHOP TRAVELLERとは独立書店を応援する活動BOOKSHOP LOVER主宰の和氣正幸が営む「本屋のアンテナショップ」です。
少しずつ増えつつある独立書店の存在をもっと多くの人に広めるために始めました。そのために、全国各地の実店舗のある本屋、無店舗ながらイベント出店やインターネットで活動する本屋をはじめ、作家、zine／リトルプレスの著者、出版社、ブックカバー作家など本に関わるすべての人を広義の「本屋」と捉え、当店に出店していただいています。
さらに、本屋を目当てに各地を訪ねる「ブックショップトラベル」という、カルチャーを全世界に広めるための発信基地でもあります。
この場所で様々な本屋を知っていただくことで、実際に各地の本屋に行って欲しい。本屋という劇場をもっと楽しむために。BOOKSHOP TRAVELLERは今日も日々を営んでいます。
https://traveller.bookshop-lover.com
アクセス
BOOKSHOP TRAVELLER
〒157-0072
東京都世田谷区祖師谷１丁目９−１４
（2階建て5軒長屋の一番右の店）
最寄り駅：祖師ヶ谷大蔵 北口 ウルトラマン像方面
祖師ヶ谷大蔵散歩を楽しんでください。
お問い合わせ
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本屋しゃん／中村 info@honyashan.com