国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった」(川端康成『雪国』)。
あまりにも有名な『雪国』の冒頭。
本屋しゃんも、冬に、地元・新潟に帰省をする時、新幹線でトンネルを抜けると一気に銀世界に変わる世界を何度も体験しています。トンネルが、異世界への入口みたい。
どこかに続いていそうなトンネル、道ってありません??
ほら、「千と千尋の神隠し」のトンネルや橋、トトロの森に続く穴や不思議の国に通ずる穴。こんな風景や感覚って、実は日常にある気がします。
階段もそうかも。
この階段をあがっていくとどこにたどり着くのだろう??
下北沢らしい、味のあるビル「北沢ビル」。
年季の入った外階段をトントントンっと3階まであがる。
のぼりきると……そこは本屋さん。
そう、移転後のbookshop travellerです。
この階段はどこにつながってるの?
という好奇心で、えいっとこの階段をあがっていただくと、その好奇心を裏切ることのない本屋さんがあります。
ぜひ、下北沢でこの階段を見つけたら、3階までトントントンっといらしてみてください。「本」を通じて、普段、なかなか出会えない世界へと繋がって、冒険がはじまるかもしれません。
追伸:スタジオジブリさんが、作品の場面写真の提供をはじめられたので、早速お借りしました。ありがとうございます!
BOOKSHOP TRAVELLERへ
下北沢駅中央口を出る→ピーコックの前を右に真っすぐ歩きます→突き当りまで歩きます→突き当たったら左に曲がりましょう→バロンデッセというカフェがあります→そのビルの3階です(バロンデッセの隣にはカレー屋さん、ビルの二階は古着屋さんというわくわくがいっぱいのビルです)。
155-0031
東京都世田谷区北沢2丁目30−11BALLOND’ESSAI ART GALLERY 3F 奥
営業日
月・火・金~日 12:00-20:00(木は一日店主がいるときのみ営業)