ARTIST BLOG RECCOMEND カワグチタクヤ 展覧会

\おはようって毎朝声をかけたくなった:大河紀・カワグチタクヤ・カワシマナオト・杉野ギーノス「生活 -Have a Good Imagination-」 〜2021/3/1@清澄白河 ondo/

投稿日:

清澄白河のondoで、大河紀さん、カワグチタクヤさん、カワシマナオトさん、杉野ギーノスさんの4人のグループ展が開催中。

テーマは「生活」。

日々、わたしたちは生活を、そう、生きる活動をしているわけだけど、あれもこれも生活、今わたしがこうして文章を書いているのも生活。あっちにもこっちにも、広がっている「生活」、あの子にもこの子にもある「生活」。千差万別。十人十色。そんな身近でありながらも、無限大なテーマに作家さんがどう応えるのか、楽しみに展示に伺ったわ。

ondoさんは、古民家をリノベーションして造られて、あったか〜い雰囲気が入り口から漂っています。とんとんとんと階段をあがって2階が展示会場。外光が美しく差し込み、とても気持ちい空間が広がっていました。ん〜〜〜こんな光とともに生活できたらシャキッとしそうだなあ。いいなあ、太陽との生活。

太陽の光に照らされて、大河紀さん、カワグチタクヤさん、カワシマナオトさん、杉野ギーノスさんの作品が賑やかに待っていてくれました。それぞれ作風は全く違う4人だけど、喧嘩することなく、境界線が引かれることなく、それぞれの作品が呼応しあって、美しく溶け合っていました。


「生活に想像力を」
これはondoさんのコンセプト。4人の作家さんの作品が陽の光を浴びながら気持ち良さそうに展示されている姿を見ると、ああ、4人の共通点は、想像することと、創造することを愛しているところだなと、気づくのです。そんな4人が作り出す作品が、ふっと生活の中に現れたら、想像力がたちあがってきそう。

杉野ギーノスさん作品

生活というテーマに、作家さんがどう応えるのかなんて思っていたけれど、応えるのではなくて、そっと寄り添ってくれる優しさを感じた。あっちにもこっちにも、あの子にもこの子にもある生活に、とても自然に入り込んで、そっと好奇心をくすぐってくれるんだ。

大河紀さん作品



古民家での展示ということも合間ってか、この作品たちが生活にある風景を楽しく妄想できた。



「おはよう」
わたしの生活にいてくれたら、毎朝、こうして挨拶しちゃいそう。

一日のはじまりに、一日の想像力スイッチを入れるのよ。

楽しい生活。

カワグチタクヤ さん作品



展覧会情報

大河紀・カワグチタクヤ・カワシマナオト・杉野ギーノス「生活 -Have a Good Imagination-」

会期:2.19 (金) − 3.1(月) 
時間:12:00–19:00 ※最終日17:00まで
処:ondo STAY&EXHIBITION
〒135-0024 東京都江東区清澄2-6-12

※詳細はondoさんのWEBサイトをご覧ください

https://ondo-info.net/gallery_tokyo/ondo/exhibition/?id=20111

関連情報

カワグチタクヤ さんにメインヴィジュアルを描いていただいたオンラインブックフェア 開催中です。

https://note.com/honyashan/n/nf834dcd3044a

映画「タゴール・ソングス」誕生記念ー 100年後に、この本を心を込めて読む、あなたは誰ですか?

関連記事

-ARTIST, BLOG, RECCOMEND, カワグチタクヤ, 展覧会
-, , , , , ,

執筆者:

関連記事

\人が集まる場所っていいなあ。あったかいなあ。−麻生知子『こたつ』(福音館書店)/

こたつ。最後に入ったのはいつだろう。ん〜〜〜、全く思い出せない。小さい頃、新潟の西蒲原郡というところに住んでいた。そこにはこたつがあった。新潟らしい、静かにしんしんと降る雪を窓からぼーっと眺めながら、 …

\本でも楽しむ「おきなわ、やんばる」@「おいでよおきなわ、おいでよやんばる」展 shibuya-san~2022年7月10日/

渋谷フクラス一階にある観光支援施設&アートセンター「 shibuya-san」。スタッフはイタリアやドイツ、台湾などなど世界中から集まっていて、内装は建築家 青木淳さん、ロゴは仲條正義さんのデザイン。 …

\季刊です。『tattva』vol.7 特集:もし明日、わたしたちの仕事がなくなるとして/

先日、左足の小指にヒビが入りました。もうかれこれ数週間経つのですが、痛さがひかず…歩くのが、いやその前に靴を履くのが辛いです。足の指を普段意識することってないですから、ヒビが入ったことで、急にその存在 …

\アーティストを支える仕事:山口啓介「カセットプラント」/

本屋しゃんはどんなお仕事をしているの?とよく聞いていただけるのですが、「本とアート」を繋げ、溶け合わせ、この世界って楽しんだ!!と感じていただけるきっかけを作りたいになりたいという想いを軸に活動してい …

\取材していただきました:『LUKE magazine 』vol.3 Running on Empty. 僕らの上京ものがたり。 /

今日は冬至ですって。今、北千住の「家劇場」というところにいます。築約90年の古民家です。緒方彩乃さんが家事をするように劇場をひらくための暮らしをする場所という素敵なコンセプトのお家です。そんな家劇場さ …