清澄白河のondoで、大河紀さん、カワグチタクヤさん、カワシマナオトさん、杉野ギーノスさんの4人のグループ展が開催中。
テーマは「生活」。
日々、わたしたちは生活を、そう、生きる活動をしているわけだけど、あれもこれも生活、今わたしがこうして文章を書いているのも生活。あっちにもこっちにも、広がっている「生活」、あの子にもこの子にもある「生活」。千差万別。十人十色。そんな身近でありながらも、無限大なテーマに作家さんがどう応えるのか、楽しみに展示に伺ったわ。
ondoさんは、古民家をリノベーションして造られて、あったか〜い雰囲気が入り口から漂っています。とんとんとんと階段をあがって2階が展示会場。外光が美しく差し込み、とても気持ちい空間が広がっていました。ん〜〜〜こんな光とともに生活できたらシャキッとしそうだなあ。いいなあ、太陽との生活。
太陽の光に照らされて、大河紀さん、カワグチタクヤさん、カワシマナオトさん、杉野ギーノスさんの作品が賑やかに待っていてくれました。それぞれ作風は全く違う4人だけど、喧嘩することなく、境界線が引かれることなく、それぞれの作品が呼応しあって、美しく溶け合っていました。
「生活に想像力を」
これはondoさんのコンセプト。4人の作家さんの作品が陽の光を浴びながら気持ち良さそうに展示されている姿を見ると、ああ、4人の共通点は、想像することと、創造することを愛しているところだなと、気づくのです。そんな4人が作り出す作品が、ふっと生活の中に現れたら、想像力がたちあがってきそう。
生活というテーマに、作家さんがどう応えるのかなんて思っていたけれど、応えるのではなくて、そっと寄り添ってくれる優しさを感じた。あっちにもこっちにも、あの子にもこの子にもある生活に、とても自然に入り込んで、そっと好奇心をくすぐってくれるんだ。
古民家での展示ということも合間ってか、この作品たちが生活にある風景を楽しく妄想できた。
「おはよう」
わたしの生活にいてくれたら、毎朝、こうして挨拶しちゃいそう。
一日のはじまりに、一日の想像力スイッチを入れるのよ。
楽しい生活。
展覧会情報
大河紀・カワグチタクヤ・カワシマナオト・杉野ギーノス「生活 -Have a Good Imagination-」
会期:2.19 (金) − 3.1(月)
時間:12:00–19:00 ※最終日17:00まで
処:ondo STAY&EXHIBITION
〒135-0024 東京都江東区清澄2-6-12
※詳細はondoさんのWEBサイトをご覧ください
https://ondo-info.net/gallery_tokyo/ondo/exhibition/?id=20111
関連情報
カワグチタクヤ さんにメインヴィジュアルを描いていただいたオンラインブックフェア 開催中です。
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