本屋しゃんがすぐに蚊に刺されるので、そっと蚊取り線香を傍に置いてくれる澤の屋さん。
嗚呼、いい香り。夏の終わりと秋のはじまりがとけあう香り。
今日、2021年9月23日は秋分の日。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言いまして、何とも言えない気持ちになります。
もっと早くこのような記事を書きたかったのですが、とんと遅くなってしまいました。
「ようこそ『えんぎやど』へ」は、はじまってから23日目、日々たくさんのご縁が生まれ、わたしもうれしさをかみしめています。本プロジェクトがはじまる前、ほうぼうのお店を訪ねて、えんぎやどのDM設置にご協力いただきました。あのお店でDMをみてきたよ、町のいろんなところにこのポストカードが置いてあるから気になっていたんだというお客様もたくさんいらっしゃいます。そこで、本屋しゃんが行脚してDMの設置をお願いさせていただいたお店を感謝の気持ちを込めてご紹介したいと思います。わたしが知らないところでもDMをおいていただいているお店がたくさんあると聞いています。支えてくださっている皆様に本当に感謝です。
谷根千
暮らしや絵本、アート、猫、北欧の本「ひるねこBOOKS 」さん
のんびりまったりできることが、お店の名前からも伝わってきますよね。
猫の本や北欧に関する本、さらに絵本や児童書、暮らしの本、アートの本がのびのびと待ってくれています。たのしいZINEもたくさんありますし、かわいいグッズや雑貨もありますよー。本屋しゃんは、馬場のぼるさんの絵本に一目惚れして購入。本屋さんでの本との出会いはまさに一期一会。
お昼寝のようトロンとまどろめる気持ちよさ、猫がのびーーんと背伸びするようなリフレッシュできる空気が漂っていました。
「ようこそ『えんぎやど』へ」にお越しの際は、ぜひ、ひるねこBOOKSさんとのご縁も楽しまれてください。
ひるねこBOOOKS
〒110-0001 東京都台東区谷中2-5-22-101
https://www.hirunekobooks.com/
雑貨と本のお店「gururi 」さん
旅館 澤の屋さんにも続く「へび道」沿いにあります。昔は藍染川という小川だったようです。そんな川の面影を残してクネクネしてる道だから通称、へび道。いいなあ、呼び方ができるって、ここに生活している人に愛されている道なことがわかりますよね。
「gururi」さんも谷中の街が大好きで、お店の名前「ぐるり」は、ご近所や周辺、身の回り、ローカルをよくしたいという思いからきているそうです。
そんな店主の思いは、お店の佇まいからすぐ伝わってきます。大きなガラスと窓とドアからこぼれてくるあたたかい光。影絵のような「女性」「猫」「本」のロゴマークは版画作家の花松あゆみさんによるもの。ドアを開けると、店主の優しい挨拶。そして、雑貨と本がわたしの「身の回り」の距離感で待っていてくれます。なんだか「あ、見つけちゃった」「あなた、ここにいたのね」と、不思議とわたしに今必要な雑貨と本がすっと寄り添ってきてくれる感じ。
本屋しゃんは、ドンタク玩具社の「さんかくモチーフちゃん」と目があってお迎えしました。
本はとても丁寧に並んでいました。選書には誰かの気配を感じます。新刊だけど誰かが丁寧に読んで、大切に本棚にしまっている感じ。お料理、暮らし、生き方、、、ある軸に沿って小説も漫画も絵本もあります。
「ようこそ『えんぎやど』へ」にお越しの際は、ぐるりと谷中のお散歩をして、「gururi」さんとのご縁も楽しまれてください。
雑貨と本 gururi
〒110-0001東京都台東区谷中2-5-14C
https://www.gururi-yanaka.com/gururi%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8
根津神社正面鳥居前の古本屋「ツバメブックス」さん
よし!今日こそは根津神社を参拝しようと、旅館 澤の屋からまっすぐてくてく歩きます。ついたぞ!と思うと、根津神社正面の鳥居の目の前に「本屋さん」を発見!店内に足を踏み入れると、本のほかにも、雑貨やヴィンテージカメラや人形たちが所狭しと並びます。「ブックス」とついているけれど、思わず触ってしまいたくなるオーラを放っているモノたちがたくさんある。
な、なんなんだここは?!
本をひとおり拝見。美術書も多くてドキドキしちゃう。長谷川町子さんの本にときめいたので購入しようとレジに進んだら、店主さんがなにやら黙々と作られている。お話を伺うと、ボール紙と水性接着剤のみで「ボール紙人形」を作られている真っ最中でした。なんと~~~ボール紙で人形を作ることができるなんて驚きです。店内にずらっと並んでいるお人形は店主のクスノキノブオさんが生み出したものだったのです。すご~~~い。しかも、目の前で作品制作をしているところを拝見できるなんて嬉しいな。クスノキさんは立体や平面などさまざまなスタイルの作品を制されているイラストレーターです。ボール紙人形だけでなく、ニードルフェルト作品やイラストレーションなどなど、その表現活動は多岐にわたります。
だから、店内も本だけではなくいろいろなものでにぎやかなのですね!店主の好きが詰まっているようで、滞在していると心が温まりました。
ぜひ、「えんぎやど」にお越しの際は、根津神社方面までお散歩して、「ツバメブックス」さんとのご縁も楽しまれてください。
ツバメブックス
〒113-0031 東京都文京区根津1-21-6
https://www.instagram.com/tsubame_books/
野菜と日本酒「ちりん」さん
「お酒が進む精進料理」が、コンセプトの野菜と日本酒専門店。お野菜は旬を大切にされていて、限りなく有機や無農薬栽培、伝統野菜を仕入れ、調味料は限りなく安心安全なものを選び提供されているお店。お酒は熱燗がメインとのこと。何を隠そう、本屋しゃんは野菜と日本酒が大好き!!!!こんなに素材を大切にされている「ちりん」さんは絶対美味に違いない!現在は、緊急事態宣言発令中の現在(2021.09.24)は、青果店の営業中!ほほ~、飲食店でありながら、青果店もある、すてき。本屋しゃんもうかがう日を楽しみにしています!
ちりん
東京都 台東区 谷中 3-1-3 2F
https://www.instagram.com/hebihebi3701/?hl=ja
根津で愛される床屋「Bar Ber Shop como」さん
根津駅から澤の屋さんに行く道中にある床屋さん。お店の入口にはかわいいインコちゃんがいるの。ある日、「えんぎやど」にいらしたお客様に「何を見て知っていただいたのですか?」と尋ねると「コモさんにすすめられて」と。またあくる日も同じ質問をすると「そこの床屋さんにすすめられて」と。そうなのです!!!コモさんに聞いてきたよ~という方が続出!!!なんて嬉しいのでしょう。それに、コモさんにすすめられて本当に「えんぎやど」に足をはこんでいただけることに感動ですし、それだけコモさんが根津のみんなに愛されているんだなあということがよくわかります。本屋しゃんも小さいころ、床屋さんで顔剃りをしてもらってたなあと、思い出が頭をよぎります。床屋さんの顔剃りってきもちいいですよね~。ぜひ、根津に来たらコモさんでリフレッシュを!
Bar Ber Shop como
〒113-0031 東京都文京区根津2丁目31-9
神田
飲める&買える日本酒処「名酒センター」さん
神田明神から徒歩30秒という、なんとも粋な場所にある日本酒処。日本酒を知り、楽しんでもらうための各地酒蔵のアンテナショップです。名酒の金字塔から、東京では中々見かけないレア地酒まで、超がつくほどオリジナルラなラインナップをそろえていらっしゃるとのこと。 約200種に及ぶ日本酒を飲み比べたり、購入したり!!日本酒好きにはたまりませんね。これから日本酒の扉を開けるぞ~という方にも絶対たのしい。緊急事態宣言中は、名酒の量り売りをされているとのことなので、お家での日本酒を楽しめますね。本屋しゃんも、名酒センターさんが全国から選んできた、んまあい日本酒に出会いにいってきま~す。
名酒センター
〒113-0034 東京都文京区湯島1丁目2−12 1 階 ライオンズプラザお茶の水
https://nihonshu.com/
下北沢
ホットサンドのお店「えくぷり 」さん
ハムチーズ、ガパオ、カレー、野菜…さらに甘いスイーツ系のサンドも!毎回どれを食べようかとっても悩んでしまいます。だって全部おいしいんだもーーーん。今回は、期間限定の「ブロリー」と、はじめてバナナオレをいただきました。ホットサンドは相変わらずあっつあつでハフハフしながら美味しくいただきました。んまあ。バナナオレはバナナラバーなわたしのハート鷲掴みの濃味で至福時間でした。
さらに、うれしいことに、本屋しゃんオススメの吉田和夏さんのZINE『dope dino/ヤバイ恐竜』を気に入っていただき、お店に置いてくださっています。自由に閲覧できるので、ぜひ、えくぷりさんに行かれた際はご覧ください。他にもすてき本が置いてあって、こりゃあ、本好きの隠れ家になりますね。
えくぷりさんがある下北沢と旅館 澤の屋の最寄駅 根津は、小田急線・千代田線直通に乗れば、電車一本。おいしいホットサンドで腹ごしらえしてから、旅館でまったりもいいですね。
えくぷり
東京都世田谷区北沢2-12-16 三鈴ビル301
https://instagram.com/ekupuri.hotsandwich_cafe?utm_medium=copy_link
本屋のアンテナショップ「BOOKSHOP TRAVELLER」さん
本屋しゃんも間借りしている下北沢のBOOKSHOP TRAVELLERに「ようこそ『えんぎやど』へ」のDMを置いていただきました?感謝!下北沢と根津は、小田急・千代田線直通を使うと電車一本で行けちゃうの?BSTで本屋を旅して、澤の屋さんで旅気分をさらに深めるのも良いですね?♨️
BOOKSHOP TRAVELLERには、たくさんの本屋さんとのご縁が待っている!そこで出会った本を片手に澤の屋さんをデイユースして読書三昧も良き。
BOOKSHOP TRAVELLER
155-0031 東京都世田谷区北沢2丁目30−11BALLOND’ESSAI ART GALLERY 3F 奥
https://wakkyhr.wixsite.com/bookshoptraveller
千葉
千葉の老舗カフェ「呂久呂 」さん
呂久呂さんのはじまりは明治の半ば頃なんですって!!先々代が「福千屋」という屋号で履物屋さんをはじめてから約100年以上。その後、昭和49年に先代が「陶芸ギャラリー呂久呂」を開かれ、さらに昭和56年、もっと気軽に陶芸作品に接してもらいたいという思いから、自家焙煎コーヒー専門店を開かれたとのこと。なるほど!だからお店の名前が陶芸をつくる時に使用する「ロクロ(轆轤)」の当て字なのですね。
先日も、「呂久呂」さんでお土産にサンドイッチを買って帰るぞと思い、立ち寄ったら「美術館のお姉さん!」と覚えていただいていて、嬉しかったです?お客さんとのあたたかいコミュニケーションも呂久呂さんが愛されている理由なんだなってしみじみ感じました。
お世話になっている街のこと、人のことを知るのは大切。
今回は「ダブルたまごサンド」とお惣菜サンドのセットを購入。素材にこだわられているので、パンも具材も丁寧で元気になれる味!たまごは塩加減が最高。お惣菜系はユニークな具材もあってたのしーのよ。たまご+シラスとかね?
お持ち帰りのサンドイッチももちろんオススメだけど、店内でいただくオリジナルトーストシリーズやカレー、そして珈琲もとっても美味です?
こんなふうに呂久呂さんともご縁があり、「ようこそ『えんぎやど』へ」のDMを置いていただきました。感謝?
根津と千葉のはしごはちょっと難しいかもしれないけれど…これも「ご縁」!ぜひ、千葉に行かれる際は、「呂久呂」さんでホット一息だけどちょっと特別な時間を過ごされてください。
呂久呂
〒260-0013 千葉県千葉市中央区中央3-4-10
https://rokuro.cafe/
夕刻になるとあたりの雰囲気が変わる。蚊取り線香はまだ煙をあげている。ゆらゆらとたちのぼる煙の様子をぼーっと見ていると、メランコリックな気持ちに形が与えられたかのように思えてきた。いい夜ですね。
ようこそ「えんぎやど」へ
旅館 澤の屋 アート&ブックプロジェクト
ようこそ「えんぎやど」へ
エリカ・ワード+境 貴雄
会期:2021年9月1日(水)~9月30日(木)
会場:旅館 澤の屋
※詳細は本プロジェクト公式WEBページをご覧ください。