わたしたちの南方熊楠 企画記事

【企画記事】手紙1:一條宣好さまへ「敷島書房との出会い」中村翔子より(2020年1月8日)

投稿日:

一條宣好さま
2020年1月8日(水) 東京はちょっと雨が降りました。

遅ればせながらあけましておめでとうございます。 いや、もはや「寒中お見舞い申しあげます」の時期ですね。 先日は、大変お世話になりました。ずっと伺いたい!!と思っていた「敷島書房」に行くことができ、お会いしたい!と思っていた一條さんにお会いすることができて、とても幸せでした。お母さまもとても笑顔が素敵で、あたたかく迎えてくださり、ああ……来てよかったよう……としみじみと感動でした。改めてありがとうございました。

そもそも、わたしがこんな素敵な出会いができたのは、『街灯りとしての本屋』(雷鳥社)を、読んだことがきっかけでした。わたしも、10年ほど書店に勤め、今は、フリーランスとして書店を中心に様々な場所でトークイベントや展覧会、落語会の企画をする傍ら、下北沢のBOOKSHOP TRAVELLERで間借り本屋「本屋しゃんの本屋さん」を運営しています。そんな、ささやかながら書店に関わる身として、本書にはたくさんのステキな本屋さんの情報が詰まっているので、「勉強のために」と、手に取りました。あ、いや、それ以上にタイトルに惹かれたのかもしれません。わたしにとっての本屋さんは、まさに「灯り」だし、わたしも誰かの「灯り」でいたいと思っているから。

しかし……まさか、「南方熊楠」の名前が出てくるとはびっくり仰天!! 本屋さんで、しかも南方熊楠を敬愛する、おこがましくも、わたしと共通点がたくさんの方が山梨にいらっしゃるのね!!と、もはやときめいてしまいました(笑)。そして、山梨に行く計画を、一條さんにお会いする予定をすぐに立てはじめたわけです。

一冊の本の力ってすごいですね。 人と人を、こんな風につないでしまうし、こうやって企画まで動かしてしまう。 なんだかパワースポットですねえ。

ところで、そんな超パワースポット的な『街灯りとしての本屋』に敷島書房が取りあげられることになったのは何故だったのでしょうか。わたしにとっては、本当に本書にありがとうです。

今夜も冷えますね。 どうぞご自愛ください。

中村翔子より

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   一條さんに会いに行った時に撮ったの1。甲府駅南口の武田信玄公像

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一條さんに会いに行った時に撮ったの2。甲府駅北口の武田信虎像。信玄さんの父上。

【往復書簡メンバープロフィール】

一條宣好(いちじょう・のぶよし)
敷島書房店主、郷土史研究家。
1972年山梨生まれ。小書店を営む両親のもとで手伝いをしながら成長。幼少時に体験した民話絵本の読み聞かせで昔話に興味を持ち、学生時代は民俗学を専攻。卒業後は都内での書店勤務を経て、2008年故郷へ戻り店を受け継ぐ。山梨郷土研究会、南方熊楠研究会などに所属。書店経営のかたわら郷土史や南方熊楠に関する研究、執筆を行っている。読んで書いて考えて、明日へ向かって生きていきたいと願う。ボブ・ディランを愛聴。https://twitter.com/jack1972frost

本屋しゃん似顔絵

中村翔子(なかむら・しょうこ)
本屋しゃん/フリーランス企画家

1987年新潟生まれ。「本好きとアート好きと落語好きって繋がれると思うの」。そんな思いを軸に、さまざまな文化や好きを「つなぐ」企画や選書をしかける。書店と図書館でイベント企画・アートコンシェルジュ・広報を経て2019年春に「本屋しゃん」宣言。千葉市美術館 ミュージアムショップ BATICAの本棚担当、季刊誌『tattva』トリメガ研究所連載担当、谷中の旅館 澤の屋でのアートプロジェクト企画、落語会の企画など、ジャンルを越えて奮闘中。下北沢のBOOKSHOP TRAVELLRとECで「本屋しゃんの本屋さん」運営中。新潟出身、落語好き、バナナが大好き。https://twitter.com/shokoootake


【2人をつないだ本】

『街灯りとしての本屋―11書店に聞く、お店のはじめ方・つづけ方』
著:田中佳祐
構成:竹田信哉
出版社:雷鳥社
http://www.raichosha.co.jp/bcitylight/index

※この往復書簡は2020年2月1日からメディアプラットフォーム「note」で連載していましたが、2023年1月18日より本屋しゃんのほーむぺーじ「企画記事」に移転しました。よろしくお願い致します。

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