旅館 澤の屋さんの食堂のテーブルで書いています。
「ようこそ『えんぎやど』へ」ぶりの懐かしいこの感じ。
変わったことといえば…寒い。
前回は蚊にたかられるわたしにそっと蚊取り線香を用意してくれた澤の屋さん。
今回は、そっとブランケットを用意してくれました。嗚呼、やさしさ。
ブランケットと優しさにぬくぬくさせていただいております。
2022年2月10日(木) 布団の日(10月10日も布団の日らしいが)に、MIOKO個展「たまにはヨソの布団の上。」が開幕しました。MIOKOさんの「得体の知れない考え」がイラストエッセイ、小話マンガに描かれたZINE『だいたい布団の上。』vol.02の刊行を記念した展覧会です。開幕に際して、たくさんの方にご協力いただきました。ありがとうございます。
本が布団に横たわる図。ん~悪くない。
本も布団も、知らぬ世界に連れて行ってくれる。
今回の会場は、澤の屋さんの2階の客室25号室!!
階段をあがって、すぐのお部屋だよ。
チラッ。
おじゃましまーす。
壁面には『だいたい布団の上。』vol.02の原画をずらりと展示。
本という形に綴じられていない状態で対峙すると、より「得体の知れない考え」が迫ってきます。
得体の知れない圧。
部屋の真ん中のテーブルには、MIOKOさんが普段「得体のしれない考え」を描き留めている落書き帳を展示。
落書き帳を守る「結界」もMIOKOさんが作り、張りました。結界を張る。なかなかない経験だな。
ノートの中身…気になりますよね!!めくりたくなりますよね!!
だけど「結界」がそれを阻む…。ごめんなさい、お手触れはご遠慮いただいているのです。
そこで、MIOKOさんがパラパラ漫画風映像を作ってくれました! 座布団の上に座ってごゆっくりどうぞ。パラパラに心地よさにハマるはず。
よいしょと立ち上がり目線を布団に向けると、誰かが寝ています。
MIOKO人形です。
ぬいぐるみに優しい澤の屋さんでの個展だからぬいぐるみを作ろう!というアイディアが出て実現した作品です。会場が澤の屋さんだったから誕生したことを考えると感慨深いです。この場所だからこそできること、できたこと、大切ですね。
だいたい布団の上にいるMIOKOさんさながらです。
ゆっくりお休み中なので、起こさないであげてください。
おじゃましました。
1階の食堂スペースは物販コーナーです。ZINE『だいたい布団の上。』vol.01&voL.02をはじめ、MIOKOさんが表紙&巻頭モデルを務められた雑誌『imaginary』の創刊号や、MIOKOさんの「外見コンプレックスの履歴書」をはじめさまざまな方の本当の履歴書が掲載されている『履歴書籍』を関連書籍としてご用意しました。
本屋しゃんは「アートと本」をつなぐことを一つの活動の軸にしていることもあり、MIOKOさんと一緒に、本展にあわせた選書をしました。選書テーマは「生活」。だいたい布団の上で生活をしているMIOKOさん。そんな生活するとは一体何なのか。2人にとっての「生活」を選書を通じて翻訳しました。なぜ。その本を選んだのか、選書コメント付きでご紹介。一部を除きもちろんご購入いただけます。ぜひ、お家で、はたまた澤の屋さんをデイユースしてじっくり楽しんでください。
そして、このたび、MIOKOさんのはじめてのシルクスクリーン作品が誕生しました。
おめでとうございます!本展のメインヴィジュアル「たまにはヨソの布団の上。」、「メインヴィジュアルのラフ画」、ZINE vol.02より「鯖のへしこを炙る図」、ZINE未掲載の「突起人間」の全4種類です。普段、下書きやラフ画を描かないMIOKOさん。今回はじめてラフ画を描かれたことから、ラフ画も作品としてシルクスクリーンにしました。はじめてのラフ画で、はじめてのシルクスクリーン、貴重な一枚です。ぜひ、お部屋に、お店に、オフィスに…お迎えしてください。
じっくりご覧いただきありがとうございました。
お家でもゆっくりZINEを楽しんでください。
あ。ちょっとお待ちください。
ひとつ見逃していませんか。
実はエントランスにも小こいのが寝ているのです。
MIOKOさんの「概念」人形です。
小こいお布団は澤の屋さんが、ぬいぐるみのお客様用に作られたもの。
ここにも、MIOKOさんと澤の屋さんの作品コラボレーションが!
ここでしかできない、ここならではの、ですね。
ちなみに奥に見えるのは約50年前のお雛様。食堂には約70年前のお雛さも飾られています。
小さなお雛様の美術館みたい。
MIOKO個展「たまにはヨソの布団の上。」は2022年2月27日までです。
MIOKOさんの作品を、旅館 澤の屋という空間ごとお楽しみいただけたら幸いです。
お待ちしてます。
展覧会情報
MIOKO個展 @旅館 澤の屋
「たまにはヨソの布団の上。」
presented by 本屋しゃん
会期:2022年2月10日(木・布団の日)〜2月27日(日)
時間:月~木・日13:00~18:00、金・土13:00~19:00、最終日13:00~18:00
※鑑賞いただける時間は澤の屋の営業時間と異なりますのでご注意ください。
※物販も上記時間内のみです。
会場:旅館 澤の屋(〒110-0001 東京都台東区谷中2-3-11 / 根津駅から徒歩約7分)
入場料:無料 お気軽に暖簾をくぐってお入りください。
公式ページ: https://honyashan.com/mioko-soloexhibition-futonnoue
オンラインストア
「たまにはヨソの布団の上。」の関連商品を、オンラインストアでご購入いただけるようになりました。ぜひ、ご活用ください。