第2回目のテーマは「べらぼう」。
「べらぼう」から落語の世界への扉をひらきます。
奇しくも、2025年の大河ドラマが蔦屋重三郎の生涯を描く『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』。
蔦屋重三郎は江戸時代の出版人でありプロデューサー。浮世絵師 喜多川歌麿や東洲斎写楽、さらには滝沢馬琴、十返舎一九など、絵師や作家を発掘し世に送り出し、洒落本、黄表紙、絵本などなど次々とヒット作を打ち出ました。まさにその活躍ぶりは「べらぼう」?!
今回は「べらぼう」を入口に、蔦屋重三郎について、さらに氏が活躍をした、江戸の版元や本屋事情について深堀りするとともに、本屋が出てくる落語をお届けします。
落語が架け橋となり、現代の本屋にいながら、江戸の本屋へとご案内。
夜の学び場かつ遊び場である「落語夜学会」をどうぞお楽しみください。
立川寸志の落語夜学会とは
「落語夜学会」は「ことば」をきっかけに「落語」の世界への扉をひらく落語会です。
落語家・立川寸志による「落語」と「江戸ことば講座」を足し算した、笑いあり学びありの時間をお届けします。そうです、「落語夜学会」での立川寸志は、落語家であり、先生です。
毎回ひとつ「ことば」をテーマとして選び、その「ことば」がキーになる落語を噺すとともに、「ことば」の意味や背景、そこから見えてくる江戸時代の暮らしや表情を学びます。
会の後半にはトークの時間を設け、本屋ライターでBOOKSHOP TRAVELLER店主の和氣正幸と本屋しゃんも加わり、参加者のみなさまと一緒に落語の世界に潜り込みます。
会場は、祖師ヶ谷大蔵の本屋「BOOKSHOP TRAVELLER」。「落語」は笑いや感動をもたらすだけでなく、「本」のように、想像力をかき立たせ、たくさんの気づきやインスピレーションをもたらしてくれると思います。立川寸志の落語は、本のページをめくるごとにどんどん夢中になる感覚に似た没入感に誘ってくれる噺ぶりです。「落語夜学会」が、本屋が好きな人、本が好きな人、ことばが好きな人…の落語を楽しむ入り口になりますように。
※落語夜学会 第1回「江戸の『やばい』」のレポートはこちら
基本情報/お申込み
立川寸志の落語夜学会
~「ことば」でひらく落語 の世界~
第2回:江戸の「べらぼう」―蔦重/版元/貸本屋―
開催日:2024年11月14日(木)
時間:19:30開場、20:00開演
会場:BOOKSHOP TRAVELLER
(〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷1丁目9−14)
アクセスはこちら
参加費:2500円(税込) ※事前決済制
※2024年10月31日~11月18日まで落語夜学会ブックフェアを開催します。お楽しみに!
※お申込前に以下のご案内と注意事項を必ずお読みください。
【お申込み/事前決済方法について】
※支払いはクレジットカード・デビッドカード、またはpaypalをご利用いただけます
※PayPalでのご入金、事前決済が難しい方はお気軽に「info@honyashan.com」までご連絡ください。
【お申込み前に必ずご一読をお願いします】
※チケットの郵送は致しません。
※お申込み後、事務局より受付完了メールをお送りします。「info@honyashan.com」からのメールを受信できるメールアドレスの登録をお願いします。
※受付完了メールは会終了まで大切に保管してください。
※当日受付でお名前をお申し付けください。受付完了メールのご提示をお願いする場合がございます。
※公演自体の中止・延期の場合を除き、原則キャンセル・払い戻し対応は致しかねます。
プロフィール
落語+ことば案内人
立川寸志
たてかわすんし
1967年生まれ 東京都出身
2011年8月 立川談四楼に入門し、2015年3月 二ツ目に昇進。
大学卒業後数社の出版社勤務の間に、師匠立川談四楼と出会う。中学生時代から秘めていた落語への思いが再燃し、44歳という壮年で談四楼に入門。「遅れて来た落語少年」のキャッチフレーズで 奮闘中。
落語愛がほとばしる高座は、登場人物が憑依したかのような熱い噺ぶりに、いぶし銀のような渋さが混ざる安定感がある。江戸時代、江戸文化への知識が豊富で、落語の世界を深堀させる。
WEBサイト: https://tatekawasunshi.com/
X: https://twitter.com/tatekawasunshi
写真:久門 易
・好きな植物:サボテン。いつか育ててみたい。あと、咲き始めの梅と散り際の桜が好きです。
・好きな動物:動物はもふもふした生き物の動画を好んで見ますが、実際触るとなると怖気づきます。カワウソが好き。
・好きな音楽:音楽はほとんど何も聴きません。ただいつも何か歌っています。家事をしながら、湯船につかりながら。
生徒
和氣正幸
わきまさゆき
本屋ライター。祖師ヶ谷大蔵にある本屋のアンテナショップBOOKSHOP TRAVELLERの店主でもある。2010年よりサラリーマンを続ける傍らインデペンデントな本屋をレポートするブログ「本と私の世界」を開設。現在は独立して、「本屋をもっと楽しむポータルサイト BOOKSHOP LOVER」の運営を中心に、”本屋入門”などのイベントも開催。本著書に『東京 わざわざ行きたい街の本屋さん』(G.B.)、『日本の小さな本屋さん』(エクスナレッジ)、『続 日本の小さな本屋さん』(エクスナレッジ)。共著で『全国 旅してでも行きたい街の本屋さん』『全国 大人になっても行きたいわたしの絵本めぐり』(G.B.)がある。ほか寄稿やメディア出演多数。
・好きな植物:ジャスミン。春がきたって感じがします。
・好きな動物:ベタですが猫。
・好きな音楽:難しいですがジャズ、R&B、ソウル、ポップス。全般的に本を読んだり仕事する時に乗れるミディアムテンポな曲でしょうか。
本屋しゃん
「本好きとアート好きと落語好きって繋がれると思うの」。様々な文化や人や好きという気持ちを「つなぐ」在野企画家でデラシネ席亭。 落語会/ブックフェア/展覧会/トークイベント等の企画、広報。バナナつかみがち。新潟が故郷。
・好きな植物:たんぽぽとひまわりと地衣類
・好きな動物:ゴリラとコアラ、イグアナ
・好きな音楽:RCサクセションが大好き。民謡。
メインヴィジュアル
「落語夜学会」のためにイラストレーターの勝倉大和さんに絵を描きおろしていただきました。
落語の『語』という文字を立体的にした舞台の一画目に落語夜学会のメインとなる立川寸志様に座って頂けたこのビジュアルが企画にマッチしていて描いていてとても気持ちが良かったです。
そして『語』の舞台に散りばめた様々なアイテム、企画の主要3名、寸志様、和氣様、中村様に関わる、それぞれの「好き」な物達にもこの世界を飾って頂きました。「好き」に囲まれた空間をどうぞお楽しみくださいませ。
勝倉大和さんより
勝倉大和/カツクラヒロト
1986 年生まれ、足立区在住。 創形美術学校卒業。雑誌、書籍の挿絵、演劇チラシ等で活動。TIS 会員。
幼少期より、「字は汚いけど絵は上手いよね」と言われてきた事から字の汚さにコンプレックスがありました。ならば絵で世界一面白い字を描いてやろうと思い立ち、文字絵シリーズを描いています。
BOOKSHOP TRAVELLERのレジ前で
立川寸志 選書のコーナー「本で散歩する落語道」展開中!
落語家・立川寸志さんに 「落語をもっと楽しむための本」を選んでいただきました。 寸志さんならではの落語の入り口に立つための本、 落語を深める土台になる本です。 ぜひ、本をお供に落語の世界をあっちにこっちに散歩して楽しんでください。
場所:BOOKSHOP TRAVELLER 1階平台
営業日時:月・木~日 12:00~19:00 ※火・水休み
https://traveller.bookshop-lover.com/fe521abea62a417a99ab73b4c6df71ea
会場
BOOKSHOP TRAVELLER
BOOKSHOP TRAVELLERとは独立書店を応援する活動BOOKSHOP LOVER主宰の和氣正幸が営む「本屋のアンテナショップ」です。
少しずつ増えつつある独立書店の存在をもっと多くの人に広めるために始めました。そのために、全国各地の実店舗のある本屋、無店舗ながらイベント出店やインターネットで活動する本屋をはじめ、作家、zine/リトルプレスの著者、出版社、ブックカバー作家など本に関わるすべての人を広義の「本屋」と捉え、当店に出店していただいています。
さらに、本屋を目当てに各地を訪ねる「ブックショップトラベル」という、カルチャーを全世界に広めるための発信基地でもあります。
この場所で様々な本屋を知っていただくことで、実際に各地の本屋に行って欲しい。本屋という劇場をもっと楽しむために。BOOKSHOP TRAVELLERは今日も日々を営んでいます。
アクセス
BOOKSHOP TRAVELLER
〒157-0072
東京都世田谷区祖師谷1丁目9−14
(2階建て5軒長屋の一番右の店)
最寄り駅:祖師ヶ谷大蔵
北口 ウルトラマン像方面
祖師ヶ谷大蔵散歩を楽しんでください♪
https://traveller.bookshop-lover.com/
ご案内とお願い
・お席は自由席。先着順です。
・落語会中の許可のない録音、録画、写真撮影はご遠慮ください。
・ 無断キャンセルはお控えください。やむをえない理由でキャンセルをされる方は必ずご連絡をお願いいたします。
・今後の状況の変化に応じて、延期など、予定を変更する場合があります。本ウェブサイトやSNS(X @honyashan)にて最新情報をお伝えするのでご確認ください。
お問い合わせ
本イベントに関するお問い合わせやご取材のお申込みは、以下までお願いいたします。
事務局
本屋しゃん/中村 info@honyashan.com
または、問い合わせフォーム
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落語夜学会アーカイブ
立川寸志の落語夜学会~「ことば」でひらく落語の世界~の歩み
主催:落語夜学会実行委員会
企画:本屋しゃん