ARTIST bookshoptraveller EXIBITIHON WORKS 秋山あい 選書

\閉幕:秋山あい 絵と本が出会う展覧会「スカートの中、夢の中」。たくさんのご来場ありがとうございました/

投稿日:

11月2日より6日間開催していた“秋山あい 絵と本が出会う展覧会「スカートの中、夢の中」”は、11月8日をもちまして閉幕いたしました。
たくさんのご来場をありがとうございました。
『パンティオロジー』は、ほぼ完売。みなさんの選書本も続々と旅たち、お家でも本展から広がる世界を楽しんでいただけるようで嬉しい限りです。



本屋しゃんはじめての展覧会企画でした。
秋山あいさん、BST店主和氣さんはじめ、ますこめぐみさん、展示の設営撤収をお手伝いいただいたみなさま、選書いただいたみなさま、出版社のみなさま、そして何よりご来場いただいたみなさま……関わっていただいみなさまに心より感謝申しあげます。


秋山あいさんとの出会いは、運命的?!でした。

《秋山あいさんとの出会いについての記事》
What the dickens!How wonderful my tiny world is!―秋山あい『パンティオロジ―』(集英社インターナショナル)

この出会いが、今回の展覧会につながるなんて当時は思ってもいなかったけれど、出会ったときからあいさんの引力はあたたかくて強いなあと感じていました。本展では、その引力をビシビシ感じた次第。フラッと立ち寄ってくださったお客様も、あいさんの活動をはじめ、その原点である今和次郎にまで興味を持っていただいた方がたくさんいらして嬉しかったです。

あいさんが描くのは、もしかしたら、ともすれば忘れ去られそうな、気にもとめられないこぼれ落ちていきそうな物語たちかもしれません。しかし、実は、完璧じゃないし、教科書にはのらないし、履歴書には書かないし、という、ひとりひとりのこぼれちゃう物語がその人の人生にとってとても大切な部分なのかもしれません。そんなだれかの物語が、だれかの背中を押したり、元気をくれたりすることもあるでしょう。完璧から逃れた、フォーマット化されていない気づきと、アドバイスが生じるのかも。

だから、わたしも『パンティオロジー』を読んだ後に、元気が湧いてきたんだなあ。

それでは、最後に展覧会会期中の様子をお伝えします。
また、本屋しゃんプレゼンツの企画でお会いできますうに。

-ARTIST, bookshoptraveller, EXIBITIHON, WORKS, 秋山あい, 選書
-, , , ,

執筆者:

関連記事

\階段をのぼると……そこは本屋さんでした/

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった」(川端康成『雪国』)。あまりにも有名な『雪国』の冒頭。本屋しゃんも、冬に、地元・新潟に帰省をする時、新幹線でトンネ …

\『アフター・アフター・10.12』が本屋しゃんの本屋さんオンラインストアでも販売スタート/

2018年10月12日以降を生きているみなさま、ごきげんよう。お待たせいたしました。本屋しゃんの本屋さんのオンラインストア「本屋しゃんのお店」で、紺野優希+ジョン・ユジン+杉本憲相『アフター・アフター …

\季刊です。『tattva』vol.3 特集:はたらきがい/

おはようございます。コーヒー飲みながら、バナナとヨーグルトを食べながら、まだちょっとまどろみながら書いています。最近、ヨーグルトにはモリンガパウダーを混ぜ混ぜしています。青臭くて良いです。 「えんぎや …

\この世界には「擬態」という好奇心がたくさんあなたを待っている/

擬態デザイン家・小瀬古智之さん「デザインの力で『もの』に潜む擬態を可視化する」をテーマにしたアートブックマガジン「gitai」が千葉市美術館のミュージアムショップBATICAに仲間入しました! 一見す …

笑福亭羽光 越後道中記ー5 【最終回】

2022年。田んぼにピンと水が張られ、青くて若い稲の苗が美しく整列している。これから来る夏を予感させる景色。そんな季節の新潟で、笑福亭羽光師匠の落語会が2つ開催された。 6月12日(日)今時書店落語会 …