RECCOMEND WORKS アーティストサポート 展覧会 本/ZINE

\本で楽しむ「生命の庭」展@東京都庭園美術館−公式図録『生命の庭−8人の現代作家が見つけた小宇宙』(青幻舎)/

投稿日:

本屋しゃんが、山口啓介さんのカセットプラントの制作アシスタントをさせていただいた「生命の庭ー8人の現代作家が見つけた小宇宙」展@東京都庭園美術館の公式図録ができました。

手にとって、美しい装丁にはっとしました。
生命が宿っている、命がうごめいている本だ。

ソフトカバーで開きやすく、軽やかで素敵。

ページをめくると、今度は写真の美しさに感動します。
もはや「図録」でありながら、展覧会の記録集として、図を記録するにとどまらず、展覧会に漂っている空気、8名のアーティストの作品の趣、東京都庭園美術館そのものの時の地層と美しさが収められているように感じました。


写真に散りばめられた、アーティストのみなさんの言葉が響き、執筆者の皆さまのアーティスト&作品説明の言葉が伴走者として寄り添ってくれます。説明文は、アーティストの活動全体を俯瞰する視点と、今回の展示に関する視点が重なり合うように書かれているから、コンセプチュアルな部分をしっかりキャッチできて嬉しいなと思った。しかもテキストは全てバイリンガルなのも嬉しいポイント。


青幻舎さんから刊行されているので、美術館になかなかいけないなあという方も大丈夫。お近くの本屋さんで探してみてください。これも嬉しいポイント。



鬱蒼とした「生命の庭」をお散歩できるような1冊です。
ずっとずっと愛される本になるんだろうな。



それにしても、早いもので「生命の庭」展は、2021年1月12日まで!!
ちなみに東京都庭園美術館は12/28から1/4まで、年末年始のお休みですよ〜。
展覧会も図録も、ぜひお楽しみください。

書籍情報

生命の庭−8人の現代美術家が見つけた小宇宙
Garden of Life – Eight Contemporary Artists Venture into Nature

編集:東京都庭園美術館
発行:青幻舎
刊行日:2020年12月12日
ISBN:978-4861527951

展覧会情報

生命の庭 −8人の現代作家が見つけた小宇宙
2020/10/17(土)– 2021/1/12(火)
※2020年12月28日〜20201年1月4日は年末年始のお休み
処:東京都庭園美術館

https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/201017-210112_GardenOfLife.html

関連記事

-RECCOMEND, WORKS, アーティストサポート, 展覧会, 本/ZINE
-, ,

執筆者:

関連記事

長嶋祐成「サウスシー・アバンチュール」@ギャラリー・マルヒ~2023年8月16日

多くの情報はネット上で得るようになった。毎日毎日、膨大な情報が流れ込んでくる。良い情報ないかな~と、釣り糸を垂らして待っていても、針も糸も、竿さえも飲み込みそうな勢いで流れてくる。だから、ワクワクする …

新収蔵記念 特別展 「松江泰治 JP-32」@島根県立石見美術館~2022/8/24

飛行機に乗っている。とても久しぶりに。とても久しぶりに、空を飛んでいる。とても久しぶりに、空を飛んでるってすごいなと感動する。 陸、海、そして雲へ、雲の上へ。この地球の層をつき抜けていく。 ぼーっと窓 …

\本でも楽しむ千葉市美術館の展覧会「ジャポニスムー世界を魅了した浮世絵」~2022年3月6日/

千葉市美術館では、2022年3月6日まで「ジャポニスム―世界を魅了した浮世絵」が開催中です。 このたびも、本屋しゃんは本展にあわせた選書&ブックフェアづくりを担当いたしました。光栄です。毎回、展覧会に …

\「外の目で中から見る日本」−Erica Ward Solo Exhibition@Atelier485 柴又〜2021年6月20日/

アーティスト エリカ・ワードさんとの出会いは、わたしがエリカさんの作品集『路線図色』に惚れ込んだことがきっかけでした。 本書は、銀座線、丸ノ内線、日比谷線、東西線、浅草線……など、東京の生活で欠かすこ …

\カフェの壁に踊る線と遊ぶ−カワグチタクヤ個展「GAME」@Gallery Conceal Shibuya ~12/13(日)/

本屋しゃんのnote上での企画オンラインブックフェア 映画「タゴール・ソングス」誕生記念 100年後に、この本を心を込めて読む、あなたは誰ですか? に、ステキなイラストレーションを描いてくださったイラ …