日に日に冬の足音が近づいてきているなあと感じる寒さですねえ。
趣味の散歩中も、体が丸まってしまいます。背筋をのばさにゃ。
さて~~、今日は「本屋しゃんのお店」の新入荷情報をお届けします。
じゃん!!
こちらは、神楽坂のギャラリーeitoeikoで2021年秋 9月25日(土)~10月16日(土)に開催された
デストロイ・オール・モンスターズ/Destroy All Monsters
「日本文化をめぐる 4 つの展覧会」第 2 回
の図録です。
「日本文化をめぐる4つの展覧会」は、eitoeikoさん企画の展覧会シリーズ。青秀祐さんと江川純太さんによる「A Hue Was An August Joke 色相は8月の冗談でした」を皮切りに、2021年の上半期に4つの展覧会を開催する試みです。
いつも現代という時代、そしてアート、カルチャーに切り込んでくれるeitoeikoの展覧会。そしてアーティストのみなさま。毎回、拝見するたびにドキドキドキドキですが、さまざまな問題から目を背けない、興味ないもんっで終わらせない、そんな気持ちにさせてくれます。だけど、「おもしろい」のが良いのです。重苦しくて潰れそうにならない。ユーモアにとんでいるところがかっこいいのです。
「 デストロイ・オール・モンスターズ 」は、
荒川朋子
入江一郎
アレハンドロ・ガルシア・コントレーラス
島本了多
須崎喜也
中島由佳
樋口愛子
と、国内外から招聘された7名のアーティストのグループ展。それぞれのアーティストの表現方法は、絵画、彫刻、版画、写真、映像、陶芸と実ににさまざま。
タイトルの「 デストロイ・オール・モンスターズ 」は、1968年発表の本多猪四郎監督の映画『怪獣総進撃』が欧米への輸出時に付けられた洋題から引用されています。欧米のフォ ーマットが輸入され、日本で制作されたものが輸出され、さらに別のものとなっていく……このキャッチボールによる文化の浸透や変遷を通じて、日本文化の現在を探り、コロナ禍における 文化の遮断、分断、破壊からの復興を考えることができる機会でした。
そして、各アーティストの作品はもちろんですが、eitoeikoの癸生川さんの「introduction」の文章を是非ご一読いただきたいです。昨今、展覧会の会場の様子を動画配信することが常になりつつあるようですが、画面越しの展覧会を見るより、癸生川さんの言葉から想起される展示会場の様子のほうが、より立体的で深く突き刺さるように、本屋しゃんは感じています。
スーパーのチラシみたいなデザインが最高ですよね。
「本屋しゃんのお店」でお待ちしています~。
本屋しゃんのお店
https://honyashan.thebase.in/items/56050307