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\新潟市・内野「古本詩人ゆよん堂」は、あったかくてスパイスの効いた本屋さん/

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大好きな映画館「シネ・ウインド」さんでの、大好きな映画「タゴール・ソングス」の上映をきっかけに新潟に帰省、旅に出かけたわたし。

新潟で、
ずっと行きたかったお店があった。
ずっと会いたい人がいた。


新潟市の内野にある本屋さん「古本詩人ゆよん堂」さんです。
お店の名前とコンセプトは、詩人・中原中也の詩「サーカス」に由来しているそうです。
ゆよん堂さんには、オンラインブックフェア 「映画「タゴール・ソングス」誕生記念ー 100年後に、この本を心を込めて読む、あなたは誰ですか?」にて、選書とコメントを寄せていただきました。


出会いは、新潟の本屋さんの情報を集めていた時のこと。どうやら古書店らしいのだけど、詩人?ゆよん?と一見しただけでは、正直「?」がたくさんわたしの周りにプカプカと浮かびました。その「?」は「知りたい」の好奇心に変わり、主にtwitterでの発信に触れる中で、「本と言葉を愛していること」「詩や歌の力を信じていること」「なんだかおもしろい人」の3つがわかってきました。


新潟の本屋さんとして情報提供をお願いしたところが初接触だったのですが、ぜひとも、オンラインブックフェア にご参加いただきたいと思い、お声がけをさせていただいたところ、ご快諾いただいたのです。とっても嬉しかった。(いただいた選書とコメントは、ぜひ、オンラインブックフェア で触れていただきたいです。)

学部は違えど、新潟大学の先輩ということもわかり、不思議なご縁を感じます。直接お会いしてお礼を言わなくちゃ。それ以上に、こんなに心惹かれるお店を早く訪ねてみたいという気持ちでいっぱいでした。



地元新潟の本屋さんだし、帰省の際に伺おうと思っていたけれど、そこにやってきたコロナ禍。

なかなか会いに行けなかったのですが、「タゴール・ソングス」が大きなきっかけとなり、ようやく伺うことができました。

シネ・ウインドさんで「タゴール・ソングス」を見終えた後、越後線に乗り込み、ゆよ~んと30分ほど電車に乗っていると、内野駅に到着。

ゆよん堂さんは駅から徒歩5分くらいかしら。


写真で拝見していたピエロのロゴマークと大きく本と書かれた看板を見つけた時はとっても嬉しかったなあ。おお~~~!!ついにきたぞって。

店内に入ると、たくさんのお客さん。
正直、この様子は想像していなかった(失礼)。
しかも、お客さんがみんなじょんのびされている。
とても心地好さそうに。

これだけで、愛されているお店、誰かにとっての「居場所」であることがすぐにわかった。

じっくり棚を拝見すると、うわぁあぁあぁ、わたしのタイプの本がたくさん。
新潟に関する本、美術、詩、思想、宇宙、文学、サブカル、絵本……いろんなジャンルの取り扱いがあれど、そこにはグサッと一本、店主の目利きな軸がしっかりあった。

噂のチャイもいただいたよ。淹れたてのチャイは香り高くて、体の芯からあったまる。
古書の匂いとスパイスの香りが混ざり合って、いとおかし。

そしてそして、ゆよん堂さんのノート企画「詩集」と、オンラインブックフェアをきっかけに誕生した「百年後ノオト」の歌と詩verそれぞれに、
わたしの大好きな詩と歌を書かせていただいた。好きな詩を読むことはなくても、書くことはなかなかないので、新鮮だったなあ。何を書いたかって?それは、ぜひ、ゆよん堂さんで、実際にノートを開いて見てくださいな。
みなさんも、ゆよん堂さんに行かれる際は、ぜひ、ノートに参加してねっ。

「百年後ノオト」はインドのすき紙で作られたノート。触り心地が美しかったよ。



書きながらふと考える。

古本詩人ゆよん堂。

なるほど。
お店全体が詩人のようだと思った。
店主の山田さんが詩の人であることはもちろん、その精神がお店の隅々までゆきとどいているのか、詩のリズム、音色、間合いなんかが漂っている。


だからかな、
お店に体温を感じた。
そう、詩人の体温を。

ここは本屋さんだけど、詩人だ。
生きている場所だ。

本のラインナップは前述の通り、わたしの好み!!な嬉しさもあったし、
とても気骨のある本たちが並んでいるなあとしみじみ。
さきほどいただいたチャイのようにちょっとスパイスが効いている。


いやはや楽しい。
まさにサーカスのような本屋さん。
1時間ちょっとの滞在だったけど、たくさんの発見があったし、わたしの好奇心はお腹おっぱいになった。




帰り際に記念撮影を。
大事そうにいただいた黒崎のさかな豆をハグするわたし(笑)

左:tesh 真ん中:ゆよん堂 山田さん 右:本屋しゃん




帰り道、これからゆよん堂さんに向かう佐々木監督とすれ違った。
嬉しかったなあ。




突然の訪問にも関わらず、あたたかく迎えていただきありがとうございました。
また、ゆよ~んと遊びに行きます!!!

ゆよん堂さん近くの風景。深呼吸するととっても気持ちいのよ。




追伸:嬉しい情報!
ゆよん堂さんでは「タゴール特典」を開催中!
公開中の映画『タゴール・ソングス』をシネ・ウインドでご鑑賞または、タゴールの詩「100年後」に寄せた、オンライン・ブックフェアをご購読の方は、インドの珈琲orチャイを100円引きにしていただけるとのこと!映画と本たちの出会いに乾杯のいっぱいは、ぜひ、ゆよん堂さんへ。

お店情報

古本詩人ゆよん堂
新潟県新潟市西区内野山手2丁目17-1
営業日時:水・木13-19時、金13-19時、土12−19時、日12-19時、
定休日:月・火(祝日は営業)
ウチノ食堂内のアパートメントブックス、吉田Toko Tokoでも古本販売中。
https://twitter.com/yuyondou


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映画「タゴール・ソングス」誕生記念ー 100年後に、この本を心を込めて読む、あなたは誰ですか?

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