千葉市美術館に行くときは、錦糸町で乗り換えをするの。
だから、錦糸町は最近ちょっとご縁のある街。
千葉市美術館での仕事が始まる前は、足を踏み入れたことはほとんどなかった。
一度だけ、河内音頭を踊りに行ったなあ。激しすぎてついていけなかっから、結局ビールを飲み飲み「っぽい」踊りをしていたなあ。
そんなこんなでいつも乗り換えて、スルーの錦糸町。
この日は、たまたま錦糸町のPARCOの郵便局に立ち寄りました。
わたしはエレベーターがあまり好きではないから用事のある場所が最上階だろうとなんだろうとエスカレーターか階段をつかいます。
7階にある郵便局に行くまで、エスカレーターに乗っていると、3階に何やら本がたくさん見える場所を発見!!!
帰りに寄らなくちゃとマーク。
ささっと郵便局での用事を済ませて、いざ3階へ。
「east TOKYO BOOK PARK」
漫画家 小山ゆうじろうさんによるポスターが眩しい。
さまざまな古本屋さんが出店している古本市。
ラインナップは、各本屋さんの特色がビシビシ出ていて楽しい。
絵本に美術書、写真集、文学、詩集、雑誌、アンティークな切手やポストカード。
いやん、たまりません。
TOKYO BOOK PARKはナイス&ヤングな古本屋による古本市と素敵ゲストのフリマなどで皆様のご機嫌をうかがう新しいブックフェスです。超長期的目標は代々木公園でのブックフェス開催です!
TOKYO BOOK PARK公式 WEBサイトより
下北沢でも度々開催されているようで、気づいていなかったなんて不覚だわ(泣)
今回の錦糸町での開催は、これまでの単発なイベント形式とはちょっとちがってTOKYO BOOK PARKという「お店」が2ヶ月間出現!!!
2ヶ月の間には、参加店や棚が入れ替わったりもしていくそうですよ。
コロナ禍において、本に関するイベントもいろいろなアイディアが飛び交い、実現しているのですね。単発のイベントも絶対楽しいけど、わたしは、また、このお店に来たい!絶対、一回見ただけじゃ、出会い損ねてしまった本がある~~!と思ったので、2ヶ月という期間開催していただけるのは再訪のチャンスがあるので嬉しい限り。
お店をぐるぐる何周もして、
本の手触りだーーー
時間の匂いだーーー
この絵本はどこの国からやって来たんだー
とわくわくしていました。
こればっかりはオンラインでは体験できないもの。
古書1冊1冊を手にとって「ページをめくる」愛おしさ。
前の持ち主さんもわたしと同じドキドキを感じていたのかな、なんて妄想しながら。スクロースでは味わえない、愛おしさ。
ところで、わたしの今回の戦利品はこちら。
谷川俊太郎さんの『コカ・コーラレッスン』(思潮社)は装丁に一目惚れ。
菊地信義さんの装丁。
そして谷川さんの「実験的方法」によって書かれた詩を目撃したかった。
コカコーラは飲めないんだけどね。
丸三文庫さんの商品でした。
筒井康隆さんの『霊長類 南へ』(講談社)は、世田谷文学館で2018年に開催された「筒井康隆展」で知ってから、ずっと読みたいな~~と思っていた本。
展覧会から時間は経っちゃったけど、ここで出会えたことに意味がある気がする。こちらは古本トロワさんの商品。
本好きにとっては夢のような場所。
どなた様も錦糸町 PARCOでお買い物の際にふら〜っとよってみてください。
ほほ〜こんな本があるんだ〜というだけでも、たくさん発見があって楽しめます!
イベント情報
east TOKYO BOOK PARK
開催日時:2020年9月12日(土)〜11月8日(日)
処:錦糸町パルコ3階特設会場
参加店:古本うさぎ書林/文紀堂書店/にわとり文庫/丸三文庫/アナログブックス/ハナメガネ商会/smoke books/クラリスブックス/古書瀧堂/Books青いカバ/古本トロワ/古書フローベルグ/MAIN TENT/ATELIER/古書サンカクヤマ/一角文庫/東京くりから堂/リズム&ブックス/HOLY SHIT/ペールワンズ(『KAMINOGE』)
※詳細は公式WEBサイトをご覧ください
http://tokyobookpark.com/