TRiPの人たちーあお馬・晃・本屋しゃん 企画記事 落語会

TRiPの人たちー柳家あお馬#04
「ピアノレッスン初日」

投稿日:2023-04-28 更新日:

あお馬さんの「ぼくもピアノ弾きます」の一言ではじまったTRiPのみんなでピアノを楽しもう企画。渡邉晃さんに先生になっていただき、ピアノレッスンをすることにしました。あお馬さんはピアノ弾きます宣言をしてから、早々に電子ピアノを買って自主練をはじめ、やる気満々です。一方、本屋しゃんは、街角でたまに見かける「誰でも弾いていいよピアノ」を気にしながらも横目に通り過ぎ、特に何もはじめなかったという、ぐうたらぶり…。

そんな中、迎えたピアノレッスン初日。
渡邉先生がいつもライブ前に籠るという某スタジオに集合して、いざレッスンスタートです。


初日に習ったのは「コード」。
渡邉先生が作ってくださった、かわいい資料を見ながら「CFG」を教えてもらいました。

あお馬さんが、いちばんはじめに「C」をおして、ピアノが鳴った瞬間、おお~音楽が生まれた~と感動です。指も頭もこんがらがりながらも、一緒にゆっくりゆっくり前に進みます。はじめは右手で、次は左手で…。利き手じゃないほうは難しく、2人とも苦戦しました。

ひととおり、コードを理解して、鍵盤にも慣れてきたところで、本日の課題曲「きらきら星」に挑戦です。ドドソソララソ~♪とメロディも練習してから、渡邉先生とコードとメロディを役割分担して連弾します。まだまだよちよち歩きでへなちょこなのに渡邉先生と連弾するとなんだかうまくなった気分になるから不思議。

あお馬さんと渡邉先生が一緒に弾く「きらきら星」。うまい下手関係なく、音楽を介すると自然とグルーヴ感が生まれ、音楽の力を感じました。そして、あお馬さんのピアノは語りかけてくるのです。もしかしたら、落語と音楽には親和性があって、落語のリズムや噺力がピアノと呼応するのかもしれません


最後にはあお馬さんも本屋しゃんもひとりで、左手でコードを、右手でメロディーを弾きました。超ゆっくり弾きで、もはや「きらきら星」なのか?! という事態でしたが、「もっと弾けるようになりたい」好奇心が生まれてくるいいい兆候。かっこつけて弾こうとするのではなくて、楽しもう、音楽に身をゆだねようという気持ちが大切ですね。


今日の練習はここまで。
ひとつひとつ理解しながら慎重に進んでいくあお馬さん。
直感でいっちゃう本屋しゃん。
優しく楽しく、そしてほめ上手な渡邉先生。
三者三様の、おもしろいチームだなあと改めて思いました。



さてさて、次回のTRiPであお馬さんのピアノを次回のTRiP聴けるのか?! 
落語会とともに今後のTRiPピアノを楽もう企画もお楽しみに。


(文・本屋しゃん)

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【プロフィール】
柳家あお馬 (やなぎや あおば)

1989年神奈川県出身。より多くの人に落語を楽しんでいただきたいという想いから、寄席や落語会に精力的に出演中。失敗しがちな落語の住人に、人間的な愛嬌を感じさせてくれる存在として、魅力を感じている。そんな「落語の可笑しみ、登場人物の愛らしさを素直に表現できるような噺家」を目指している。
WEBサイト: https://yanagiya-aoba.com/
twitter: https://twitter.com/yanagiyaaoba

【TRiPの人たちとは】

「TRiP」は、柳家あお馬(落語家)、渡邉晃(太田記念美術館 学芸員)、本屋しゃんの3人が作る「落語と浮世絵が出会う落語会」の名前であり、チーム名です。それぞれ活動するフィールドは違えど、「落語と浮世絵」をジャンルを横断することでもっと楽しんでほしい! そして、双方の魅力を広げたい! という想いのもとチームを結成しました。「TRiPの人たち」では、あお馬、晃、本屋しゃんが一体どんな人なのか、普段はどんなことをしているのかなど、メンバー三人のそれぞれの活動やなんでもない日常をお届けしていきます。TRiPをもっと楽しんでいただくための、ふりかけのような、そんなブログです。

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