「 落語会 」 一覧
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最近、用事があって大阪に行ってきました。私は歌川広重などの浮世絵師たちが風景画に描いた場所を実際にたずね、地理・地形との関わりの中で考察する、という研究を続けている関係で、地方に用事がある際、浮世絵に …
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子どもたちに落語をおしえてきました。約二か月弱の間で子供たちが一席の落語を披露できるようになるというワークショッププログラムの講師として参加をさせてもらいました。「あお馬さん」と呼ばれることはあっても …
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【レポート】立川寸志の落語夜学会~「ことば」でひらく落語の世界~第2回:江戸の「べらぼう」ー蔦重/版元/貸本屋ー2024年11月14日(木)@BOOKSHOP TRAVELLER
モーセの海割(「出エジプト記」の一場面)のようである。わたしはBOOKSHOP TRAVELLERで落語会の設営をしていると、いつも頭にモーセが両手を海に向かって広げると海が割れ両側に水の壁がそそり立 …
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【レポート】「TRiPー落語×浮世絵ー」第5回 テーマ:雪 2024年11月16日(土)@仲町の家・北千住
どことなくまだ夏を引きずっているのじゃないかしら…前の季節の残り香を感じる11月。だけど、よくよく肌の感度を研ぎ澄ませてみると、空気はどことなくツンとしていて、仲町の家の縁側にさしこむ陽は、あたたかく …
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【レポート】落語 日本酒 酒菜「茶屋 しゃんりん」秋 第二夜 :春風亭弁橋 @アーリーバード・アクロス(駒込)-2024年10月21日(月)
春夏秋冬、年に4回しか出現しない「茶屋しゃんりん」。ですが、いやはや光陰矢の如しで、あっという間に秋がやって参りました。2024年の秋はまだまだ暑くて、残暑をずっと引きずっているみたい。だけど、日が暮 …
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【レポート】笑福亭羽光 「本から生まれた落語」の会
第2回:ポール・オースター『幽霊たち』から生まれた落語「落語家と探偵」
ー2024年8月29日(木)@BOOKSHOP TRAVELLER「大入」を掲げられることはとても嬉しく、多くの方に羽光師匠のネタおろしを聞いていただけると思うと幸せな気持ちに包まれた。笑福亭羽光師匠の「本から生まれた落語の会」の第2回目のテーマはポール・オースター …
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TRiPの会場へと続く道を、いつもあたたかく照らしてくれる「地口行灯(じぐちあんどん)」。みなさまを、異世界への旅に誘う道しるべのようで、TRiPにとって欠かせない存在です。ところで、「地口行灯」とは …
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【レポート】「茶屋しゃんりん」夏 第一夜:桂九ノ一@アーリーバード・アクロス(駒込) ー2024年7月22日(月)
「今日7月18日(木)、気象庁は関東甲信地方・東海地方の梅雨明けを発表しました。いずれも平年より1日早い梅雨明けです」「茶屋しゃんりん 夏」の開催日を目前に、ニュースはそう伝えた。まさに「夏」の会にな …
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【レポート】立川寸志の落語夜学会~「ことば」でひらく落語の世界~第1回:江戸の「やばい」ー2024年6月20日(木)@BOOKSHOP TRAVELLER
「大入」の札を貼る。赤地に白抜きのその文字が、だんだんと薄暗くなってきた祖師ヶ谷大蔵の街に灯された明かりのように浮かびあがる。大入り札止めで幕を開けられることはとても嬉しく、そしてとてもありがたい。2 …
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夏ももうすぐ!というわけで暑い日が日に日に増してきています。寄席芸人の衣装の着物も単衣から夏用のものに変わってきているようで…私の大師匠である馬風師匠が寄席に出演となる日は衣装を支度するのも僕の役目。 …
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今日は、あお馬さんのブログ「二人の『あおば』」への返答歌のようなお話を。2024年に入ってから、愛知とご縁があり、たびたび出かけていました。愛知は今まで未踏の地。蒲郡、豊橋、名古屋…きしめんにひつまぶ …
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【レポート】「TRiP ー落語×浮世絵ー」野草興行 ヨコトリップ!@ル・タン ペルデュ(野毛) ー2024年6月2日(日) /第8回横浜トリエンナーレ応援プログラム
奇しくもこの日は、横浜開港記念日。1859年6月2日に横浜港が開港した。そして、2024年6月2日、TRiPが横浜の野毛で野草興行を決行した。この偶然の重なりにいくばくかの喜びを覚え、TRiPが、そし …
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【レポート】笑福亭羽光 「本から生まれた落語」の会第1回:中島敦『山月記』から生まれた落語 「落語家変身譚」 ー2024年5月24日(金)@BOOKSHOP TRAVELLER
虎にしか見えない。艶のある黄色い着物に、黒い羽織という出で立ちの笑福亭羽光師匠。もはや高座は山林と化し、哀しみの虎が右へ左へ体をゆする。2024年5月24日祖師ヶ谷大蔵の本屋のアンテナショップ「BOO …
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実は「あおば」という読み方の噺家は全国に二人いるのはご存知でしょうか。一人は私、柳家あお馬。もう一人は上方の落語家桂あおば兄さんです。私の入門した2014年、すでにあおば兄さんは噺家でしたので私の方が …