「五感でたのしむ」「素材にふれる」「コミュニケーションがはじまる」いずれかのテーマにそった公開制作やワークショップを通して空間を作りあげていく、 参加・体験型のアーティストプロジェクト「つくりかけラボ」。
リニューアル後の千葉市美術館の新たな試みです。
完成した空間に来館者を招き入れるのではなく、「つくりかけ」の空間をアーティストと来館者が一緒にどんどん育てていく参加型のプロジェクト。美術館の空間をつくることができるなんて、わくわくしますね。
現在、つくりかけラボの第2弾として、千葉県在住の現代美術家・志村信裕さんを迎えて「五感でたのしむ」をテーマにしたプロジェクト「影を投げる」が開催中です。
志村さんのプロジェクトは「影」が大切なキーワードのひとつ。
映像をさまざまなものにプロジェクションする作品つくっている志村さん。作品の軸である「映像」と「プロジェクション」は、「影」を撮り(撮影)、「影」を投げる(投影)こと。どちらも「影」が欠かせないのです。
今回は、本プロジェクトの開催を記念して、志村さんに「影」のように自分からずっと離れない「本」を選んでいただいたブックフェアをミュージアムショップ BATICAで開催中です。
題して「僕からずっと離れない本」。
さらに!「つくりかけラボ」にちなんで「読みかけの本」も選んでいただきました。 なかなか、読みかけの本を紹介してもらう機会ってなかなかないですよね。
さてさて、志村さんはこれまでにどんな本と出会い、どんな読書が強く残り、影響をしているのでしょうか。 はたまた、どんな積読をしているのでしょうか?!選書にはコメントもいただいたので、店頭で読んでいただけたら嬉しいです。
みなさんに、志村さんに選んでいただいた本を手に取っていただくことで、つくりかけラボ、そして志村さんの活動をもっと楽しんでいただきたいとともに、 これらの「本」も、みなさんの「五感」を揺さぶってくれることを願っています。
志村さんのZINE『残照』や、志村さんも寄稿されている『mahora 創刊号』、さらに東京都庭園美術館で開催されていた「生命の庭」展の公式図録など、志村さんの関連書籍も揃えました。
ちなみに、本屋しゃんの選書もご用意。「影」をテーマにいろいろ選びました。
あわせてお楽しみいただけたら嬉しいです。
関連情報
つくりかけラボ02 志村信裕|影を投げる
会期:2021年1月5日〜4月4日
処:千葉市美術館 4F 子どもアトリエ
※詳細は美術館のWEBサイトをご覧ください