BLOG

本屋しゃんの2023年のメモー5月編

投稿日:

twitterで投稿した内容をほぼそのままに「展覧会」「落語会」「本」の感想を一覧メモとしてまとめています。

5月3日
ART & OBJECT MARKET Vol.02@SACSへ。ポル・マロさんの紙粘土作品に一目惚れした。新しい生き物にも見えるし、自分の内側の多面性と出会っちゃったようにも見えるし。手のひらに収まる愛おしさも良い。 渋谷・桜丘5/3 20時まで。

ART & OBJECT MARKET Vol.02@SACS。彫りだす紺野嶺さんと、肉付けする大越智哉さん 。「物」へのアプローチの方法が異なっても、明確に存在するイメージを形にすることは共通していた。確かに存在するのに見えないものたちを伝えてくれる。お話ししていて超楽しかった!ありがとうございます。〜5/3。

5月4日
横山裕一さん『ネオ万葉』(パイ・インターナショナル)。『万葉集』『古今和歌集』等古典和歌173首を題材に、繋ぎ合わせたりして生まれた22の作品。リミックスのようでもある。まだ発見されていない昔々の文明か、遥か未来、これからやってくる言語世界みたい。読んでて気持ちよかったー。ドドドドド

5月5日
新潟の長岡市発の「コメドコBOOKS @komedoko_books 」さんが出店されていたので「#春のZINE祭り」へ! 一冊一冊楽しそうに丁寧に説明していただき、とても嬉しい時間でした。良いZINEも迎えられて最高。多謝。新潟発のアートブックをぜひ。 渋谷ヒカリエ8階本日の20時まで。

5月6日

おもひでの街 吉祥寺で「古書 防破堤」さんに立ち寄り『平岡正明のDJ寄席』を迎えた。公開講座をまとめた一冊。ジャズ、落語、山口百恵、JB、美空ひばり…。落語だと、《金原亭馬治「お菊の皿」~「うま野毛寄席」のジャズ落語》《居残り佐平次と村岡伊平治》とか脱領域的視点がすき。領域グルーヴ。

TRiPの打合せ。あお馬さんと渡邉さんのアイデアにおおおぉぉおおって開眼するし、ほっこりして嬉しい。2人と一緒に会が作れて嬉しいなと、気持ち高鳴るバイブス。さらにお客様に楽しんでもらえるようにがんばろう&楽しもうと思った帰路。月が良い。

5月7日
「買上展」東京藝術大学大学美術館。 青木繁の自画像が好きだったな。あと、今和次郎の作品。ところで、自画像や買上作品の量を考えると、収蔵庫がどうなっているのか気になる。 https://museum.geidai.ac.jp/exhibit/2023/03/collection23.html… 〜5/7

5月11日
丸尾末広『アン・グラ』(KADOKAWA)。サチコがバルテュスの《夢見るテレーズ》風のポーズをとってるところ好き。それにしても細部までいろんなカルチャーが隠し味となって蠢いていて、まさにサイケでダークに楽しめた。虚実皮膜。

5月12日
「日本国憲法展」@無人島プロダクション〜5/13。『日本国憲法』(松本弦人編、TAC出版、2019)から着想を得て、憲法と美術を並べて展示する試み。展示作品は書籍内と異なり、新たに作品を選出し、条文と並列。編集者・島本脩二さんの仕事の想いが受け継がれていくことが感慨深い。繋がり次へ。次へ。

5月14日
「SICF23 EXHIBITION部門受賞者展」@ spiralで大越智哉さん《ANIMA》を拝見。多数の個体の中には形が似ているものがいて、いつの間にか属や種が誕生して関係しあっているみたい。大越さんの生命との対峙の仕方に触れていたら南方熊楠が頭をよぎった。曼荼羅。https://sicf.jp/archives/sicf23/sicf23-exhibition-winnersexhibition/…〜5/25。

「SICF23 EXHIBITION部門受賞者展」@ spiral 浜崎真帆さんの作品。いろんな素材をスキャンして紙に印刷して制作した「服」。様々な手触りが一旦フラットになって、またぐしゃっと立体になって3DCGのような質感が生まれる。これを纏うと不思議な生き物にもなるしスキャンされた世界に擬態してるみたい。

5月21日
「野菜と日本酒 ちりん」さん主催の一夜限りの饗宴「大お蔵様を囲む会」@元映画館。
んっまい日本酒と御蔵様とお客様とちりんさんとスタッフさんによってgood vibes onlyな空間に。cill

5月24日
#木馬亭ツキイチ上方落語会」5月公演。本会は3回目の参加かなあ。月亭遊真さんの落語が聴けて嬉しかったです。遊真さんの「紙入れ」は、新吉とおかみさんと旦那、三者三様、それぞれの特徴が図太くビビットに描かれていて、三人の小芝居のユーモアが立ってた。楽しい時間をありがとうございました

5月27日
空山基/Hajime Sorayama 個展 「Space Traveler」@ NANZUKA UNDERGROUND〜5/28。 人間の身体性を超えた未来か…わたしは逆に逃れられない身体性と、だからこその美しさを感じた。絵画作品の描いた痕跡がグラフィティ感漂って好き。

5月28日
10,000円均一のショップ「萬均ショップ パ」@ ニュースペースパ。各アーティストの一万円という価値への発想がおもしろかった。それを買うかどうか、客の価値観と発想も介入するし。わたしはを島本了多さんの某国宝大の茶碗を迎えました。最高です。嬉。国宝大で茶でも飲むかね。本日5/28 20時まで。

2023年6月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

-BLOG
-, ,

執筆者:

関連記事

\かっこいい名前にきゅんときたのが出会いだった:命名80周年記念 企画展「メタセコイア -生きている化石は語る」〜2021/4/4@国立科学博物館/

広島では3月11日に桜の開花宣言がありましたね〜。春がじわじわとやってきてますね。上野公園では寒緋桜(かんひさくら)がたっぷり咲いていました。寒い時期に緋色の花を咲かせるから寒緋桜。空の青と鮮やかな緋 …

\本屋しゃんおすすめイベントー east TOKYO BOOK PARK@錦糸町パルコ3階/

千葉市美術館に行くときは、錦糸町で乗り換えをするの。だから、錦糸町は最近ちょっとご縁のある街。千葉市美術館での仕事が始まる前は、足を踏み入れたことはほとんどなかった。一度だけ、河内音頭を踊りに行ったな …

あなたが見せてくれた鳥取砂丘

君に、ガンジス川を見せたいんだ。何度も何度もそれを夢に見るんだ。 あなたは常にそう言っていた。 インドに行こう、バラナシに行こう、そしてガンジス川を一緒に見よう。『あなたが見せてくれたガンジス川ーイン …

さっき歩いた道

帰り道はいつでも早い。来る時は知らない道で、先に何があるかわからない。だけど、帰る時は、もう知っている道だ。さっき日向ぼっこしていた猫はもういないけど、ばあちゃんは畑仕事を終えたみたいだけど、バス停に …

\本でも楽しむ千葉市美術館の展覧会:「大・タイガー立石展 POP-ARTの魔術師」〜2021年7月4日/

絵画、陶彫、マンガ、絵本、イラストなどのジャンルを縦横無尽に横断しながら独創的な世界を展開した立石紘一、ことタイガー立石、こと立石大河亞(1941-98)(千葉時美術館WEBサイトより)すごい、紹介文 …