BLOG RECCOMEND 展覧会

Kさんへー「ZEROTEN 2022 -Tokyo-」@GALLERY TATSUYA TOKYO2022/6/11~6/25

投稿日:2022-06-27 更新日:

Kさんへ

着々と夏に向かっている暑さが続いていますが、お元気でいらっしゃいますか。先日は、再会をすることができとても嬉しかったです。

chaabeeさんでの羽光師匠の落語会が開催される夕刻。あたりの日が落ちてきて、青紫色になった街並みに、ぽっと橙色をした灯りが古民家をつつむ光景がとても好きです。先日も、だんだんと灯りが使づくにつれ、三味線の音が漏れ聞こえ、もしや? と思い、少し小走りに会場に急ぐと、やはりKさんの三味線の音でした。わあ、嬉しい! と、心の中で小躍りです。三味線の音が会場に響いていると、じんわりと場があたたまり(そうですね、足湯に浸っているような落ち着きと高揚感)、落語の世界にゆっくりと入り込む準備ができます。

さて、「ZEROTEN 2022 -Tokyo-」@GALLERY TATSUYA TOKYOを教えていただきありがとうございました。好きなことを共有していただけることは、とても嬉しく幸せです。閉幕間際になってしまいましたが行ってまいりました。全国各地から集まったアーティストさん90人が一人二点、F0サイズの作品を展示そして販売をするアートコンペ形式の展覧会で、とのことで作品はもちろん、企画内容もとても興味深かったです。90人ものアーティストさんが出展されるとのことで、どんな展示になっているのか想像がつかなかったのですが、F0サイズというルールもあり、まとまりがありインスタレーション作品のようにも楽しむことができました。個でも全体でも楽しめる空間づくり、ステキです。

「気に入ったアーティスト4人に投票してください」。なかなか選ぶ眼で絵画を見る機会がないので、いささかのプレッシャーを感じつつも、最終的に4人選んだアーティストさんの作品を俯瞰して見ると、自分の「好き」の傾向に気づくことができました。なぜ、この作品を選んだのか、なぜ、これが好きなのかを言語化する行為も勉強になり、鍛えられました。

Kさんがお好きなアーティストさんの作品は、動物たちの可愛さも相まって、のどかな気持ちになり、絵の中の動物と一緒にまどろみたくなる、そんな心地にさせてくれました。優しい絵の雰囲気がKさんにぴったりです。わたしは、線画だったり寒色を主に使っていて、どれもどこか幻想的な雰囲気の作品に投票をしたので、いやはや好きの気持ちは本当に多様にあっておもしろいですね。

何はともあれ、はじめましてのアーティストさんばかりだったので、たくさんの表現との新しい出会いが嬉しかったです。帰り道、渡った橋の上から見た景色が、やけに美しく見えました。この景色も「ZEROTEN」を教えていただいたからこそ出会えたのだと思います。

本当に教えていただいてありがとうございました。

今年の夏は暑くなりそうですね、どうぞご自愛ください。
また、再会できる日を楽しみにしています。


追伸
ビルの由来もすてきでした。張り紙がペロッとめくれているのもなんだか良い。

展覧会について

ZEROTEN 2022 -Tokyo-
2022年6月11日(土)~6月25日(土)
@GALLERY TATSUYA TOKYO

http://www.t2y.info/tokyo/exhibition01/265.html








-BLOG, RECCOMEND, 展覧会
-,

執筆者:

関連記事

消えちゃったな

消えちゃったな。久しぶりにアクセスした、元勤務先の書店のWEBサイト。当時、わたしは勤務先の書店のWEB連載企画として、自分の名前を冠につけたブログを書いていた。内容は、わたしがおすすめする展覧会や本 …

\季刊です。『tattva』vol.4 特集:どうやって歳とる? お手本なき世界で。/

春が立つ。そう、いつの間にか立春がすぎましたが、まだまだ寒い。しかし、時は止まらずに動いていて、春はきっと近し。時が経つ。もう自分でも嫌になるくらい「ああ、時間が経つのは早いね」なんて言葉を使ってしま …

\本屋しゃんの旅ー招き猫に招かれて「風のたね」が飛んできた/

帆雨亭から「おのみち小物招き猫工房」さんまではそんなに遠くなかった。坂道に息を切らしながらも、普段は味わうことのできない、美しい疲労感。そして、解放感。お店の入り口をひょっこり覗くと、元気のいいお姉さ …

本屋しゃんの2023年のメモー3月編

twitterで投稿した内容をほぼそのままに「展覧会」「落語会」「本」の感想を一覧メモとしてまとめています。 3月1日梅崎春生著、荻原魚雷編『怠惰の美徳』(中公文庫)。きっと誰もが持つ怠け欲。本書は滝 …

\本屋しゃんおすすめ展覧会:金巻 芳俊「空蝉センシビリティ」前期:版画・ドローイング〜2021/2/17@FUMA Contemporary Tokyo/

彫刻家の金巻芳俊さんの作品を見ると、地面から足がふわっと浮き上がる感覚になる。きっと、いろいろな「時間」と「空間」が、さまざまな「次元」が一度に目の前に立ち現れるからかなって思っている。わたし、今、ど …