TRiPの人たちーあお馬・晃・本屋しゃん 企画記事 落語会

TRiPの人たちー本屋しゃん#08
ル・タン ペルデュ

投稿日:2024-05-01 更新日:

横浜市の野毛にあるビールとカルバドスと音楽を楽しめるお店「Le Temps Perdu/ル・タン ペルデュ」さんに遊びに行ってきました。「ル・タン ペルデュ」は、フランス語で「失われた刻」という意味。お酒と表現者たちのぺフォーマンスで気楽に刻を失ってねという想いが込められています。素敵。

桜木町で下車し、横浜にぎわい座の前を通り、野毛小路に入り、てくてくてくと歩みを進めると到着です! ウッドベースに赤いネオンでお店の名前が書かれている入口からすでにわくわくしてしまいます。かつて2階でサーカス用品の専門店を営まれていたそうで、その看板は今も健在。


ハモニカクリームズ」さんのライブが開催されることもあり、すでに店内はお客さんで賑わっていました。みなさん、ビールやカルバドスを片手に、それぞれの時間の流れに身をゆだね、音楽の幕開けを待っています。

わたしもスペインのビール「エストレーリャ」とフランスのりんご蒸留酒カルバドスのオリジナルカクテル「カルバトニック」をいただきました。どちらも美味で、とてもステキな酔い方ができました。

いよいよSHOW TIME!「ハモニカクリームズ」さんは、ケルトとブルースを背景とするハモニカ、フィドル(ヴァイオリン)、ギターによるインスト音楽バンドです。今回は、田中佑司さんがドラムで共演。演奏がはじまると、店内にかっこいい音楽が溢れます。客席のテンションも弾みだし、陽気な空気が充満! 言わずもがな、わたしも勝手に心と体が躍動しました。まさに「Le Temps Perdu」。時を忘れるほど、時間泥棒されるほどの楽しさに包まれました。

最高な時間を、いや、最高な時間泥棒していただきありがとうございました!

最後にご案内を。
6月2日にはTRiPがル・タン ペルデュさんで公演「TRiPー落語×浮世絵ー野草興行!ヨコトリップ! 」しを開催します。国際芸術祭である第8回横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで生きてる」の応援プログラムとしての開催です。ルタンさんではじめての落語、はじめての浮世絵噺です!ドキドキ。落語あり、浮世絵噺あり、JAZZピアノあり…ルタンさんで江戸文化の野草力を立ち上げ、賑やかでハイカラな一夜をお届けします。
仲町の家での公演とは一味違う!
気軽に粋に遊んで楽しんで時を忘れて、「いま、ここで生きている」感覚を共有できたら嬉しいです。(文・本屋しゃん)

TRiPー落語×浮世絵ー
野草興行!ヨコトリップ! 

8回横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで生きてる」の応援プログラムに参加します。
仲町の家での公演とは一味違うTRiPをお楽しみください。
出演:柳家あお馬、渡邉晃
日程 :2024年6月2日(日) 
OPEN 17:30
OPENING ACT 18:00
START ①18:30 ②19:30 ③20:30
Show Charge:投げ銭制
会場:ル・タン ペルデュ/Le Temps Perdu (野毛)
https://honyashan.com/%e4%bc%81%e7%94%bb/20240316trip-rakugo-ukiyoe-spinoff-yokotrip/

【プロフィール】
本屋しゃん(ほんやしゃん)

「本好きとアート好きと落語好きって繋がれると思うの」。そんな想いのもと、さまざまな文化や人や好きという気持ちを「つなぐ」企画を。展覧会/ブックフェア/落語会企画、執筆等。ジャンルを越えて奮闘中。新潟出身、北千住住。バナナ、日本酒が好き。

twitter: https://twitter.com/honyashan
instagram: https://www.instagram.com/honyashan/

【TRiPの人たちとは】

「TRiP」は、柳家あお馬(落語家)、渡邉晃(太田記念美術館 学芸員)、本屋しゃんの3人が作る「落語と浮世絵が出会う落語会」の名前であり、チーム名です。それぞれ活動するフィールドは違えど、「落語と浮世絵」をジャンルを横断することでもっと楽しんでほしい! そして、双方の魅力を広げたい! という想いのもとチームを結成しました。「TRiPの人たち」では、あお馬、晃、本屋しゃんが一体どんな人なのか、普段はどんなことをしているのかなど、メンバー三人のそれぞれの活動やなんでもない日常をお届けしていきます。TRiPをもっと楽しんでいただくための、ふりかけのような、そんなブログです。

【これまでのTRiP】

これまでのTRiPの活動のアーカイブページです。各会の詳細、レポートはこちらから。

-TRiPの人たちーあお馬・晃・本屋しゃん, 企画記事, 落語会
-, , , , ,

執筆者:

関連記事

\お返事出しました:17通目のお手紙。敷島書房さんとの往復書簡「わたしたちの南方熊楠」/

おやおや12月になったようです。2021年も残すところ1か月ですね。毎年毎年、いや毎日毎日、時間が経つのは早いなあとか言っちゃってるので、もっとどっじり構えていたい本屋しゃんです。2021年も最後まで …

TRiPの人たちー柳家あお馬#10
寄席の衣装と手ぬぐい

夏ももうすぐ!というわけで暑い日が日に日に増してきています。寄席芸人の衣装の着物も単衣から夏用のものに変わってきているようで…私の大師匠である馬風師匠が寄席に出演となる日は衣装を支度するのも僕の役目。 …

\秋山あい『夢ノート』が本屋しゃんの本屋さんに仲間入りしました!ポケットに夢を。/

秋山あいさんの個展「スカートの中、夢の中」が閉幕して早1週間!!!しみじみ、時が経つのは早いなあと、秋晴れの中、ふと空を見あげて、ちょっと哀愁を感じる本屋しゃんです。さてさて、「スカートの中、夢の中」 …

【企画記事】手紙18:中村翔子さま「人文科学と自然科学の横断」一條宣好より(2022年6月19日)

中村翔子さま2022年6月19日(日)晴れ時々曇り私が住んでいる山梨県甲斐市は、県庁所在地である甲府市のすぐ隣に位置しています。「住みごこち」について意見は様々あると思いますが、私としては都会的な要素 …

【企画記事】手紙17:一條宣好さま「街灯りについて考える」中村翔子より(2021年12月1日)

一條宣好さま2021年12月1日(水)豪雨からの快晴昨晩遅くから激しい雨が降り、なかなか寝付けませんでした。いや、普段からあまり寝付けないわたしです。雨にうなされながら目を覚ますと、12月になっていま …